第8話

クリスマスイブの日にエリ(福田沙紀)と一緒にコンサートに行く
ことになっていた一平(二宮和也)だが、ナオミ(黒木メイサ)にも
同時にコンサートに誘われる。エリとのデートは時夫(横山裕)に
任せ、一平はナオミとのデートに行くことにした。

"坂下"とこのまま縁を繋いでいくべきかどうか。

婿養子に来た保(高橋克実)を現在の一平に置き換えて見たり、
板前としてようやくこれからという時期に、教えを請いたい
竜(梅宮辰夫)の今後の行く末を聞いてみたり、エリとナオミの
事を天秤に掛けてみたりと、彼なりに"坂下"への拘る理由を深く
考察し、その機会を与える話しだった。

今回ドラマとして上手くできていたのは、ナオミの父親に対する
想像の部分だと思う。
父親はヤクザだという事を時夫に吹き込まれていたが、ボディ
ガードを見張らせていると思って周りを見回したりする場面は、
口数の少ないデートの場面を楽しく装飾したなという感じがした。

それと同時にエリ側にはシャク半(松重豊)というボディガードを
付けている事実を知ったときは、上手い構成の仕方だなと関心。

辞めると言い出した時夫に対して相変わらず受け売りの言葉で
語る一平の可愛らしさや、年配である八千草薫に"やられちゃ
ったか"と言わせる愛くるしさは、どれ一つとっても遊び心で
溢れている。

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

inserted by FC2 system