松本潤の誕生日会で突然母親・加賀まりこから婚約者として発表
される加藤夏希。初めはピンと来なかった彼女も気骨心溢れる
松本潤の男性像に惹かれていく。

井上真央と松本潤の仲を揺るがすには十分すぎるほどの魅力さ
を振りまく加藤夏希のキャラクター。仲の良い同性の友達が
居ないと言っていたが、同性からも十分好かれるほどサッパリ
した性格で、キャラクターの濃さとは逆に後味は決して悪くない。

何よりも結婚という事を前提に置いた恋愛に於いては、母親
お墨付きの立場である分、加藤夏希の方に分があり、知らない
事とはいえ、ライバルである井上真央と友達になってしまうの
だから不思議な三角関係であり実に面白い関係だ。

大抵ライバルになる女性は敵対する相手を蹴落とす事に
終始するが、この嫌みのないキャラクターからすると、二人の
関係が分かっても変に腐らず応援してくれそうで、実に好感
が持てる。

またドラマではそんな関係に割ってはいるようにして存在して
いる小栗旬の存在も見逃せないか。

それに対して、つくしと道明寺がどうもパワーダウンして
いるのが気になる。涙を見せずに歯を食いしばってでも頑張る
所が彼女の"雑草パワー"の良さでも有るのだが、今回は随分と
名前負けしている。この辺は台湾版のつくしの方が実に良い
キャラを出している。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)