第10話 消えた思い出

自殺したと思っていた鶴見慎吾が生きていた。
彼から真相を聞き出すと母親が仕組んだ罠だと分かり、松本潤
はいよいよ財閥との決別を決意する。

時間稼ぎしているようなエピソードだけど、思った以上に
面白く演出された話しだった。

井上真央の事だけを忘れる記憶喪失。
随分都合が良い感じの症状だけど、今回出てきた戸田恵梨香的
キャラクターが最後に一癖付けて、感動を演出する形だろうから
仕方がないのか。

情熱的な愛情は記憶という壁を超えられるのか。
脳みそが真っ新になった司が骨まで愛していたハズの彼女を
嗅覚だけで探し当てなければならないという実に酷な難題を
突きつけた。

ドラマとして上手いのは、井上真央に負けないくらい魅力的な
戸田恵梨香のキャラクターだと思う。

彼女が人生のリセットだと語っていたが、司にとって過去の
傷ついた記憶をリセットしやり直すことの必要性は感じるので
道さえ間違わねば上手い形でリセットした事になる。

今回のつくしの行動には可愛い場面が多かった。
忘れられた腹いせに暴れ回ってそこら中を蹴り飛ばす彼女の姿。
一話で司を殴った時と同じ行動に出たり、彼の癖を真似たり
して必死に記憶を蘇らせようとする姿。とてもチャーミングです。

戸田恵梨香が実に狡賢くすり替わったけど、そんな性格を
見越して、小栗旬は悪態を付いていたのだろうか。

guest
戸田恵梨香、山本學

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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