第4話 ふたりだけの夜

父親・宇崎賢太郎は娘の交際を認める為に新たなる条件を課そうと
する。しかし目の前でその条件を破るような行為を見せられた事
によって、父親は完全に壊れてしまう。

恋人・三浦誠二が愛情や家族に執着する理由の一端が分かる話
だった。それは家族からの愛情が足りない環境で育った為のもの。
それ故に賢太郎にどんなに反対されても手厳しい仕打ちを受けても
それは娘への愛情故の行動であるとして、賢太郎を憎むべき対象
として見ることが出来ず、寧ろ家族の一員になりたいと思う方向
へと誘導できている為、安心してドラマを見ることが出来る。

父親だけの娘で有った愛子の存在が、恋人のものへとバトンを
手渡すような演出があり、娘が親離れしていく切なさに包まれる。
恋人として認めざるを得ないくらい三浦誠二の優しさに触れ、
父親としての役割の限界さに触れていく内に、少しずつ公認の
仲になっていくのかな。

恋人同士のデートに父親が付いていく辺り、微笑ましい描写。
恋人というよりも完全に家族みたいだけど、観覧車の中で
父親と二人っきりにされる彼氏のシチュエーションはかなり
面白かった。

guest
山中聡、舟木翠、岡崎宏

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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