第9話 危険な三角関係

断り続けられたデザイナー・桂木から一緒に仕事をしようと
いう返事が来る。鳴海駿一は今の仕事場から独立する事を
考えており、独立前になんとか桂木との仕事を成功させた
かった。しかしマネージメント会社を通さず直接交渉した
為に、鳴海駿一は会社を辞めさせられることになった。

人それぞれの生活環境や生き方の違い、仕事に対する考え方の
違い、性格の違いなどがストーリー的に上手く加味された内容で、
良くできていたと思う。

その中でも取り分け槙原環と宇崎愛子のこれまでの仕事に
執着してきた経緯の違いが対応の違いに現れ、面白く演出され
た話しであった。

仕事や夢のために一人でなんでもこなしてきた槙原環。
母親は居ない分、周りから愛されてきた宇崎愛子。
仕事に於いては槙原環の方が上手でも、恋愛に於ける表現力
や意志の疎通の問題では宇崎愛子に部がある様だ。

そんな彼女が最後に鳴海駿一の前で素直に慣れたのは宇崎愛子
に依るところが大きく、このドラマらしい主人公としての
存在感を示すことが出来たと思う。

恋愛と仕事の両立。
仕事にやり甲斐を感じ始めた宇崎愛子には、その両方を掴む
事が出来るのか。

guest
小市慢太郎、並樹史朗、唐沢民賢

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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