第10話 パパと父の対決

宇崎愛子と三浦誠二が正式に婚約したことによって順風満帆か
に思えた所、三浦の父親から突然電話が鳴る。内容は見合いを
しろという事。未だ自分のことを理解していない事に苛立ち、
実家へ直接話しに行くことになった。

賢太郎もほぼ認めざるを得ない所まで来たって事で、最後の
関門である三浦側の父親と対決する話しだった。

父親の強引な見合いの薦めは何故なのか。
病気で倒れて初めて親子の思惑の違いが分かる話しで、
なんだかんだ言っても息子のみを案じた行動であり、
母親の時と同様に正面きって話し合えば理解し合える関係で
有ったこと。父親の態度に問題があるとはいえ、これまでの三浦
が如何に自分の中で勝手に誤解して、卑屈な態度で接して来て
いたのか分かるのではないかな。

父親同士の対面って事でちょっとした緊迫感も有ったが、
それ程意固地な面ばかりを抽出したキャラクターではなかった
ので、安心して見ることが出来た。

賢太郎が相手の父親に三浦誠二の事を語るときの本音は、
現在の賢太郎が彼をどのように見ているのがよく分かる場面
で興味深かった。

大体輪郭はまとまってきたので、残すところは跡継ぎの問題
に関連して、愛子は賢太郎から離れて生活できるのか、その
選択を選ぶことが出来るのかって事だろうか。離れづらい状況
を最後の衝撃の出生の秘密で作ったと思う。

会社の件はどういう展開に発展するのかな。

guest
大和田伸也、田島令子、皆藤愛子、児玉頼信、榎本由希
尾上博美

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