第11話 娘の涙と父の涙

父の一番大切な人を奪ってしまった。
自分を産むかわりに命を落とした母親の事を聞かされショック
を隠せない宇崎愛子は、結婚して一人父親を残していくことに
耐えられなかった。

改めて求愛し、実家に来て一緒に家業を手伝った欲しいと
いう三浦だったが、宇崎愛子の事を仕事に取られたのではなく
父親に取られてしまう。

これまでは父親側から娘が独り立ちするのを阻もうとする展開が
続いたが、今回は自ら独り立ちすることを諦めようとする娘の
態度を演出した話しだった。

娘にとっても試練の時だが父親にとっても決断すべき場面。
こういうときに娘を突き放すことが出来れば三浦の元へ行くかも
しれない。ただ難しいのは母親のことで落ち込んでいる彼女の
精神的ケアを無視して突き放すことが出来るかって事だろうか。

母親からの手紙が出てきた。
父親からではなく犬飼美奈子から出てきたのがちょっと胡散臭い
けど、最後のサプライズなのか。

三浦の元に行くのか、実家に残り鳴海駿一の独立の手助けを
するのか、面白い選択の場面。後者を選べば愛子にとって二つ
の事を同時に得られるけど、愛に勝る選択筋はないのかな。

guest
桜井聖、館昌美、加藤裕月、吉田里琴、横川康次、清水和博
青木理紗、杉本悦子、中村このみ

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