緒方の復帰を祝うサプライズパーティが厨房のメンバーを中心
として行われることになる。初めは受け入れられるか心配だっ
たが、そんなみんなの行動を見て小田桐杏子は安心する。

今回の脚本は松田裕子さんの担当。

恋愛と買収話がまさに比例して深まっていくような話しだった。

恋愛に対する紳士的な態度に比べ、乗っ取りの時の彼の行動は
冷酷非道そのもの。愛する人の前では当然に優しい男を演じる
事が出来るだろうが、今後の買収劇の中で彼女が監視するような
中でも非道な行動を取れるのか。

特別出演のペ・ヨンジュンからの警告も有って、ようやく敵対的
な買収に対する対抗策を練り始めたといった感じか。

少しずつ敵味方の役者がハッキリし始めた。
面白いのは森本あかねの存在なのかも知れない。

大日東開発・森本会長の娘であり、母親に対する父親の過去の
酷い仕打ちなどが明らかになったが、買収先のホテルにあかねが
働き始めた事によって、当然この親子関係が後々買収劇の中で
重要な役割を果たすことだと思う。
更にあかねが肩入れする要因として総支配人の緒方耕平に対する
愛情が見え隠れし始めた事で、ホテルに執着する理由が出来たハズ
である。

真面目に働くようになる息子の洋介など総支配人の緒方耕平の
役割と兄貴的な役割を上手いこと引き出している。

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)