第4話 消えた小さな客!追いつめられた恋・・・

あかねから水沢が東京オーシャンの買収をもくろんでいる人物で
ある事を聞き本人に確かめに行く杏子。
水沢の口から出た言葉はそれを否定するモノではなかった。

一度否定的なイメージを持った相手に対して、如何に胡散臭い
イメージを払拭し、彼の本当の人間性を抽出できるのか。
これは至難の業でしかなく、なかなか一度付いた印象は取り除けない
ものだと思うけれど、今回はそんな話しを描いた内容だった。

ドラマとしての面白さは、母親からの愛情が希薄だと感じている
子供の話を絡ませた点。
母親は子供よりも仕事を優先していると思っている。
水沢と状況は似ており、子供の現状を描くことで仕事を取るのか
愛情を取るのかという選択を上手く心の中で葛藤させている。

また水沢の過去が明らかになったことで、彼の中の仕事上の冷徹な
判断が何処から来るのかその一端が垣間見えたと思う。

客はどんな意図や目的を持っていたとしてもホテルの大事な客で
あると言い切った緒方総支配人の判断は至極真っ当なものだし、
副支配人の行動はホテルの信用を著しく失うモノだと思うけれど、
心情的にはどちらの行動も分からないでもない。
果たしてどういった打開策でホテル買収を阻止するのか。

guest
矢野トモ子、鈴木宗太郎

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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