第6話 30年目の結婚式!?

経営立て直しのためにリストラ計画を突きつけてきた水沢は
支配人と敵対関係に有る副支配人の岩間に、この計画に賛同し
協力する事を求める。
従業員の間でギスギスした雰囲気が漂う中、30年前に宿泊した
という客がホテルを訪れる。

リストラ策による徹底的な経営効率に拘るやり方に反駁し、
経営効率ばかりでなく、マニュアルに縛られない各々の
応対の仕方を見せつける話しだった。

この手の話しが受けるのは、行き過ぎた現在社会に於ける
経営的手法に嫌気が差し、昔ながらの人情やら信念が大切で
ある事が息づいている為のモノだろう。

机上であれこれ指図する経営者と現場で働く従業員の意識の
違いが面白く描かれた話しでもある。

経営のプロが立てた計画では決して見ることが出来ないお客の
笑顔は、コンサルタントの言うことが全て正しいという訳で
はない事を証明している。

それと同時に起死回生的展開の第一歩と引っかけた展開は
出来すぎているのだが、結婚式の演出が予想以上に良かったし、
買収という言葉自体に嫌悪感が漂う日本的風土の中では
誰も否定するモノは居まい。

最後に出てきた義理の兄妹の事実が分かるのは、やっぱり韓国
ドラマ原作って感じのオチかな?

guest
竜雷太、高林由紀子

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