第7話 兄妹、運命の対決

杏子と異父兄妹である事実を知った水沢は、杏子と距離を置く。
以前までの水沢とは全く違った対応を見せる彼に戸惑いを
隠しきれなかった。

当初の思惑からは少しずつズレ始めて、全員がその状況に苦悶し
眠れぬ夜を過ごすと言った展開が続いている。

金子昇の存在が何らかの状況反転、展開打開のために使われる
かと思ったけれど、現状ではそんな素振りも見せなかったので
肩透かしを喰らった感じだが、緒方総支配人の落ち着いた対応を
見られたので、まぁヨシとしますか。

仕事に関して私情を挟まず冷徹な対応によって今までやってきた
水沢の前に、これでもかというくらい彼の中の価値観を覆す様な
状況を作っている。

やはりドラマとして絶妙なのは、水沢が買収しようとするホテルに
自ら泊まり込むことで、スタッフらの心情を察したり、感情移入
していく様な状況を作り込んでいる事だろうね。

森本の計画は当初の予定とは全く違い、ホテルマンたちの事情
など考慮したものではない。最大限彼らに敬意を払おうとして
いる水沢との思惑の違いが顕著に表れ始めた事で、今後二人の
間にどんな歪みが生まれてくるのか。

そして水沢は肉親さえも蹴落としながら自らの業績の糧としていく
のか。

取りあえずあかねが持ってきた裏帳簿である脱税の証拠が、
一連の買収工作に於いてどれ程反体制側に有利に働くのか。
今後とも目が離せませんね。

それと杏子が倒れたのは何かの前触れって事はないでしょうね?
ほら韓国ドラマってすぐに不治の病が発覚するからね。

因みに今回の脚本は横田理恵さんでした。

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金子昇、SS501

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