第4話 絶対殺せない患者

北洋病院は患者が増えず、チームドラゴンのメンバーも相変わ
らず増えないままだが、そんな中でも麻酔医の小高七海が
予想以上にデキる人間だと分かったことが収穫だった。
そんな時北洋病院に急患が運ばれてくる。
患者は腹痛を訴え急性虫垂炎だと分かりすぐに処置されるが、
問題なのは付き添ってきた女友達の方にあった。

シーズン2での面白さは、対局する形で存在している病院の形だ。
そこで働く人々の意識も当然全く違うものがあり、そんな者たち
がチームとして腕を競い、時には医師としての価値観をぶつけ
ながら医療向上のために進んでいく。骨子となるべきものが
しっかりとしていて、安定した楽しさが演出されている。

今回はMEの野村博人の過去に触れる話だった。
何故今の病院に流れ着いたのか。自分に落ち度はなく、教授
に責任を押しつけられる形で異動した過去。
そんな教授とMEが対局した流れの中で再び出会うのだから楽しく
ない訳がない。

朝田はどんな些細な患者でも苦しんでいることには変わりなく
受け入れ態勢がバッチリだ。一方で野口は、患者を利害関係で
しか見ることが出来ず、今回のゲスト患者である緒方美羽に対して
議員の娘でなければ追い出している所だと切って捨てる。

そんな二つ病院の違いやコンセプトの違いは朝田と野口のセリフ
の中からはっきりと見て取れて、実にストーリーとしても
分かりやすい。

先に動き出したチーム鬼頭。
大鶴義丹役の駄目教授もチームの一員として招かれている所を
みるとかなり駄目そうなんだが、本当に大丈夫なのか。

guest
竜雷太、黒川智花、大鶴義丹、小野了、柳田衣里佳、浅里昌吾
よしのよしこ、内倉憲二、羽根田陽一、大桑マイミ、二宮聡

評価:★★★★★★★☆☆☆ (7.0)

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