第11話 運命の4時間!!最後の手術

鬼頭が担当する患者・山野の移植は駄目になり、思わぬ所で
チームドラゴンの担当する患者・音部雄太にドナーからの
心臓が提供される。肝機能を回復させる為の手術を行うと
同時に心臓移植も行うことになった。同時の手術も難しい
事だが問題は提供されるドナーの心臓は大人用のもの。
血管の大きさの違う子供に心臓を取り替えることが出来るのか。

大部分を手術に費やした今回。
裏では当然のことながら片岡の思惑の元でドラマが進行され
視聴者共々に望む・野口失墜の為のドラマが展開された。

思ったほど打倒野口に爽快感を感じなかったのは、手術シーン
の方に比重が置かれていたからだろうか。

ドナーから提供された臓器を運ぶ伊集院のエピソードは完全に
ドラマ跨ぎに使われた安っぽいエピソードで、ヘリコプターの
使い方も安直且つ不自然だし、突っ込めと言わんばかりの展開
だった。

で、手術だが、あんなに大きな臓器を2つも収容しておくスペ
ースは存在するのだろうか。なんだかもう一方の心臓を圧迫
しそうな気がする。
手術に関しては疑問だらけなのだが、流石に医療知識も皆無
な私にとって全てを受け入れるしかない。

ドラマの不確定要素として、心臓の内壁への癒着と虚血
時間の長さによる心臓への負担の問題が取り上げられた。
指示を仰いでくるチームのメンバーに対して朝田の黙して語ら
ない姿に妙味が詰まっており、その時間に期待と不安が交錯し
手術シーンの醍醐味がこの瞬間に凝縮されている。

手術の成功の可否が野口の進退にも影響を及ぼすという事で
意外と手術は失敗に終わって共倒れに終わるパターンも考え
られるのかなと深読みしていたのだが、流石にその選択筋は
なかったようだ。

朝田は結局アメリカに行ったのか?
アメリカで先端医療の中でこそ技量を発揮するのが良いとの
判断なのか。毎回一仕事終える毎にどこかに行く意味が分から
ない。

guest
菊地均也、中村慧子、海島雪、吉野真希、中村まこと
長野里美、田中碧海、隈部洋平、徳永淳、久松信美、堤匡孝
浅里昌吾、岸博之、樋渡真司、内倉憲二、石川泰子
杉本潤哉

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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