絵恋は父親の浮気騒動に終止符を打つために自らフランスに
乗り込み、父親を説得しようと試みる。
自宅で二人っきりにさせられた圭太は、理衣の攻撃に天手古
舞いする。

絵恋と理衣は全ての面に於いて似ている。
そう言い寄られたときの圭太の否定する様子を含め、
圭太は様々な絵恋の誘惑にも全く反応を示さず生活を送って
いたので、かつての恋人との気持ちの切り替えに成功している
のかと思えば、ラストでもの凄いサプライズが有った。

その時のもの凄い剣幕で走る姿の理衣のスローモーション的
映像はユーモアに溢れていた映像でもあり、実に面白い作り
だと思う。

絵恋と理衣が似ているといえば、隣人の家に駆け込む様子が
娘と母親で全く同じであり、山田家の息子が被害者になると
いう一連のパターンはなかなか面白い。

ウソを突き通すことも優しさである。
かなり都合の良い主張であるが、この言葉通りにまさか本当に
父親が浮気しているとは思わなかった。
それと同時に母親・理衣側にも心に秘めたる思いが存在するの
ではないという逆転の発想も核心をついていてなかなか面白い
シチュエーションだ。

guest
リサ・スティッグマイヤー、夕樹ゆら、西田奈津美

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)