第6話 踊る大運動会!父と息子の暗記バトル!!

小学校最後の夏休みも終わり、学校では行事として運動会が
近づく。毎年張り切っていた広と勇だったが、今年は受験
という事でそれどころではなくなっていた。特に広は、夏休み
中に出された理科の暗記を終わらせないと授業を継続してもら
ないために一人焦っていた。

ドラマは受験の存在が学校の行事に及ぼす影響を描きつつ、
受験組と運動会組の融合を図った話しだった。

私の時代にも既に私立中学受験組の存在があったが、ここまで
あからさまな二つの流れは存在しなかった。それだけ私立組を
選択する人が多くなってきたのだろう。
"先生は将来に責任を持ってくれるのか"なんて言葉を言われたら
返す言葉はないね。現在の小学校教育の苦労を見た気がした。

それと同時に今回は受験生を持つ親の苦労もまた描いた話し
だと思う。
ドラマとしては暗記法のコツを描いた話しだが、子供に
"父親には受験生の気持ちなんか分からない"と言われれば
これまた返す言葉もなく、父親としての威厳はいっぺんに無く
なるワケで、ドラマとしては単純そうに見える展開の中にも、
意外と気難しい現状を描いた話しだったと思う。

暗記にも定着させる作業は別だと言っていたが、確かに覚えた
と思っても繰り返し頭で思い描かないとすぐに忘れるのが人間
だからね。定着させるにも何かコツが有るのだろうか。

それにしても歌と踊りがダサ過ぎる。
小学生レベルならばこの踊りに食いつくのだろうか。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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