第5話 涙のチョコ・・皮フ科編

産婦人科研修が終わり、次の研修先は皮膚科。
将来皮膚科医として根を下ろしたいと思っている彼女は
いつも以上に期待と気合いを見せる。しかしそこで待っていた
指導医は、彼女の中の価値観を覆すのに十分な先生像だった。

前半のだらけた感じのする展開は後半への布石であり、
そのギャップを楽しみ、展開の落差で物を伝えようとしている。

ありがちな展開ではあるが、自分の未熟さを抓る展開は良かった
と思う。また一冊のテキストを読むよりも、患者のことをよく
観察する事の方が勉強になるというのは、真理でも有り良く
出来ていた。

先生の意図が分からないくらい自由放任ぶりが目立ち、
看護師達もグルになったかのようなアバウトさ。
締めるべき人が居ない病棟の様で、ちょっと病院としての
姿勢には疑うべきものが有るかなとも思ったのだが、皮膚科
というのは、病院の中でも急を要するとか命に関わる病棟でも
ない感じがするし、寧ろ心のケアに重点が置かれるべき部署でも
有りそうなので、こういうアバウトさが出るのかなと思った。

あんまり小西真奈美とウエンツ瑛士の恋愛ドラマにはなって
欲しくないので、最後の展開は何か誤解であって欲しい。

guest
六平直政、高橋ひとみ、片桐はいり、有村実樹、斉川あい
石井康太、児玉頼信、大方斐紗子、小林健一、杉田吉平
津田聖子、谷口洋行

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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