第7話 凶暴少女の処方箋

皮膚科最後の仕事は、有名バイオリニストの担当。
患者は音楽科の高校生という清楚なイメージとはほど遠い
我が儘で暴れん坊な娘だった。

なんとなくドラマとして微妙に感じてしまうのが、医者は
何処まで患者のケアをしなければならないのかという点か。

今回の一件は皮膚科最後の仕事として、これまで教わったこと
への実践的なエピソードであり、一人の患者と向き合うことの
必要性、病気そのものを診断するのではなく、心を診るという
パパイヤ鈴木を教えを履行する話しだったと思う。

その中に医者を目指す者として自分を信じて、諦めずに物事に
対処する事の必要性を説いたわけだが、流石に患者の態度を
見ていると医者と患者の関係が理不尽そのものに見えてきて
しまう。

それぞれのキャラクターが今の職業を目指す事になるきっかけ
を語って聞かせたのは良かった。
自分が目指すものの為ならば少しくらい辛いことが起こっても
乗り越えられるから。
ピアノという条件を付けるのではなく、その気持ちを喚起させ
る方向でドラマが進んでいけばもっと良くなったと思う。

guest
桐谷美玲、児玉頼信、西慶子

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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