第11話 最後のありがとう

"こんな病院に入れておくことは出来ない。"、"訴えてやる。"

処置を誤ったことにより患者を危険な目に遭わせてしまった
うさこは、患者の夫から手厳しく叱責される。落ち込む彼女は
医師としての重責に堪えられず、辞職を決意する。

うさこが意気消沈する理由が分からないでもないが、辞職するだ
しないだの問題に発展するとなると、随分と安易にその選択を
持ち出したなという印象しか残らなかった。

ドラマとしての展開上、医者を辞めるという形でドラマが終わる
わけはないので、すぐに戻ってくることは明らかであり、そんな
状況から落ち込む彼女の姿が、どうにも悲劇のヒロイン気取りに
見えてしまうところがなんとも悲しい。

元々目指しているのはパパイヤ鈴木の居た皮膚科であって、
一瞬のミスが命を左右するようなERとか外科などは研修の都合上
の事であってあまり関係ないのではないか。

ミスはミスでも良い。ただその後の気持ちが遵守される
べきものであって、彼女を美化するような患者のフォローは要ら
ないかな。

日本のドラマらしく最後は大団円で終了。

guest
不破万作、木村翠、原史奈

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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