千種梯二郎のキャリアは小さなバーからスタートして、今では
彼の動向に世間が注目するほどの成り上がりの若手経営者。
乾百子は、有名ブランドを手がけるデザイナーであるが、
実力ほどに地位も金も手にして居らず、名誉さえ消えようとして
いる。
彼女は一攫千金を掴もうとして賭けに出る。

初回という事も有り世界観に慣れず現状が掴みづらい部分も
有ったりしたが、取りあえず二人の主人公の過去に迫った事で
彼らの野望だったり野心の一端を垣間見ることが出来る内容
だった。

双方共に親を亡くしており、現在に至る原動力が何なのか。
それらが一応分かったのではないかな。

女性としての魅力をふんだんに発揮する長谷川京子。
男性としての欲望を包み隠さず露わにする伊藤英明。

リスクの有る仕事という事で、一瞬の経営判断のミスが死に
繋がったり、立場が逆転しそうなちょっとしたスリルさが
展開上至る所に転がっているのが面白いかもしれない。

取りあえず何度か映画化されている作品のようだから、
骨子としてはしっかりとしたものが有るのだろうと思う。
長谷川京子と伊藤英明の息のあった演技と現代風にアレンジ
された設定が上手くそんな骨子に肉付けできるのかがポイント
だろうね。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)