第4話 お行儀の悪い奴ら

小名浜の乾家を買い戻した 百子は、復讐のため叔父の家を訪れる。
病床の叔父と叔母に、全ての事情を話し今すぐ家から出て行くよう
怒鳴りつけた。

復讐を果たしたハズの百子も結局は復讐の矛先を失っただけで
心の中で行き場を失う空しさの炎が燃え続けている。
この復讐劇の中で生み出されたのは、新たなる復讐の炎って
事でまだまだ幼いいとこの美香ではあるが、長いスパンで考えれば
この子の存在は実に面白いものとなる。ただし日本のドラマだから
大した人物にまでは成長しないのかな。

大人のルールが存在し、それを破ることの難しさがある。
結局個性が認められず、権力者に従うばかりのイメージしか残らない
百子と梯二郎だが、彼らの中で燻り続けている夢に対する執着心
が、今後その構図を面白く破っていくのかも知れない。

前回はあんまり面白くないと思っていたが、今回は結構面白かった。

特に梯二郎が百子を買っている目的が何なのか。
百子という存在にやきもきしている、寿都子(高岡早紀)と京子
(井川遥)、そして新たに参戦し始めた時枝(青田典子)の構図が
面白く映るね。それぞれに持つ野望のベクトルは果たして、
梯二郎を蹴落とそうとする方向へと伸びているのか。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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