東野が脳梗塞で倒れる。
一命を取り留めたとしても東野恒産としての経営は難しく、
経営の代表権は娘の隆子に移ろうとしていた。

千種が成功のために形振り構わぬ姿が見られた感じの展開。
元々外資に救済の手を求めて裏切った割に、ここにきて再び
東野の資産を求めようとするチグハグな行動が目に付く。

立場の逆転が面白いか。
百子に対して金の力によってイニシアチブを持っていた千種も
隆子と百子の信頼性を見るや否や、すり寄る辺りの強かさと
プライドの無さがなんとも言えない。
立場が弱いモノがそこに愛が有ると叫んでみたところで、実は
あんまり効果的な主張でもなく、利用されている感だけが
残ると思う。

強引な呼び出しで京子と決別した感の有る千種。
入れ替わるようにしてそのポストについた倉沢時枝。
この辺の意図と役割がイマイチ見えてこないのだが、
結局千種は京子の思いを利用してきただけって事なのか。

それと蒔田二郎を巡る争いが密かに熱い。
森信子を筆頭に、中川京子も参戦しそうな気がしないでもない。
果たしてどうなることやら。

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