脱サラして実家の銭湯"竜乃湯"を手伝うことにした一馬。
色んな状況や環境は変化したが、鬼嫁・早苗の存在感だけは
相変わらず不変だった。

2006年夏クールのドラマ「結婚できない男」で神レベルの
脚本を見せた尾崎将也プレゼンツ。勿論2005年秋クールに
放送した前作と同じ脚本家さんの作品だ。

一応引っ越しした設定故に前作のドラマのメンバーからは
キャストは一新された。しかし2004年春クールで放送された
「アットホーム ダッド」に出てきた川島なお美が女権論
を武器にする議員役で登場する。

定番で有り前作では派手に演出されていた鬼嫁・早苗の"雷"
的演出は陰を潜めているし、blogに公開するという役割は
形だけ残っているものの、役割としてはそんなに大きい物
では無くなっている。

随分と発言権を得た気がする今回の一馬だが、父親との共闘
が今回の売りなのか?

初回と言うこともありキャラクター紹介の面が強かったが、
きっちりとTVでの家族団らんの場面に結ぶ辺りは見事な
締め方だと思う。ただ中盤辺りは完全に昼ドラ化していて
ドラマとしてはのっぺりしている。

まさかこのドラマにエビちゃんが登場するとは思わなかった。
顔だけ見ているだけで満足できる私には何の不満もないのだが
一体どんな展開を期待させる役なのだろうか。

とりあえず山崎家と対比する形で存在する高岡家の存在と
男女の利権争いに於ける核心的な役割を果たしそうな川島なお美
の存在。そして社交場としての銭湯がどれ程ドラマの中で
機能するか。また小料理屋の謎の女将の存在なんかも気になる
要素か。

これまでと同じ鬼嫁が激怒するばかりの展開では苦しい物が有る
から他のキャラクターの役割に期待しよう。

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)