凛子の通う小学校で現在告白するのがブームになっていた。
友人らが告白されているのを見て、冷めた視線で見つめる凛子。
そんな時、凛子も意中の人から告白される。

すっとぼけている感じだが肝心の所はしっかりと見ている篤の
態度。しかし困ったことになるとすぐに弥生を頼りにする抜け
目の無さは実に面白いキャラクターだ。

弥生と篤はすぐに見解の相違で衝突するが、篤のキャラクター
からすると喧嘩にならない相手というに相応しく、攻撃を交わし
ながらも上手くジャブを繰り出してくるような鋭さを持っている。

今回は長女の初恋に対処する篤の様子を描いた。
何も考えていないようで、やっぱり父親として何かできないかと
模索している彼の人間としての暖かさが目立つ話しだった。

ただでさえ思春期の娘と父親の関係は難しいものがあると思うが
不思議とこの二人いがみ合っているようで気があっている。
元々娘に父親として認知してもらおうと思っていないアバウトさ
が良いんだろうね。

今回一番面白かったのは、弥生が凛子に持論を展開していた
ソバからそれを自ら覆してしまう弥生の態度だった。
恋愛は慎重すぎる方が良いと言った傍からデートの約束をする
弥生。面白すぎます。

最後のオチも篤の誠実な一面といい加減な一面が巧みに
現れた面白い内容だった。

guest
金子さやか、内田滋、小越勇輝、玉置玲央、川本ゆみ、高橋優子
石綿文太、SOFFY

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)