第10話 教師ナッキー最後の戦い

伯母・信子の珠里亜に対する発言は限度を超えている為に
思わず手を出してしまった尚子。信子は教育委員会に訴えて
彼女を教師で居られなくすると憤慨する。

自己の保身ばかりでうんざりする程の大人として人間としての
嫌な面を見せつけられたドラマの最終回。

暴力はどんな形であっても悪い。
あれは暴力ではなく体罰である。

未だ現実の教育現場でも結論のでないの揉め事を最後の最後で
ドラマの中で投入した格好だ。

どんなに相手が悪いと分かっていてもどうすることも出来ない
もどかしさ。
その場の話し合いで解決できそうなモノを、裁判だの教育委員会
だのと大げさに騒ぎ立てる姿は、少しばかり知恵の付いた大人の
見苦しい行動としか言いようのない展開だった。

相変わらずドラマの中の主張は納得できるモノがない。
一方で子供を守ってあげるのは母親だけだと主張するモノが
居れば、片方では育児放棄して子供との絆を断っている。

よく分からないのが伯母・信子の行動の意味不明さだ。
珠里亜の為に積み立てしていたり、珠里亜の母親の為に医療費
を負担しているのは何のためなのだろうか。
一応は情で繋がっている関係なのか。

生徒が今やるべき事を見いだした点は良くできている。
出来ればもう少し生徒達の頑張りが結果として表れるような
展開を用意して欲しかった。

最後のドッヂボールも初回の展開に被せたモノだが、
ナッキーといえばバスケットボールじゃないのかとちょっと
思ってみたり...。

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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