絢菜は大輔の胸を借りて涙する。大輔は一瞬気が迷う思いに
とらわれるが次の瞬間我に返る。
翌日昼食の席で加茂の様子がおかしいことに気がつく。
訳を聞くと、携帯電話で隠し撮りしていた絢菜の写真が見つかり
喧嘩したという。更に会社にやってきた妻・さっちゃんに
離婚届を手渡された。

今回は第三の脚本家・天羽ミユキさんの担当の回。
そしてドラマの主人公は加茂だった。

ドラマが面白くなった要因は、やはり冒頭で使用されたメール
の行方にあったと思う。加茂が大輔に絢菜と連絡を取るよう
強要するときに使われた絢菜と大輔の写真。これが妻に送られた
ものなのか、それとも送られていないのか。

大輔の態度はいつも不自然だけど、今回は妻・真澄の態度も
不自然だった。まるで大輔と絢菜の関係を知っていてわざと
惚けている様な態度にも思え、それが上手く緊迫感にも繋がった。

更に夫の職場に来ることで、絢菜と最接近を果たす。
サプライズとまでは行かなかったが、ドラマとしては程よく
緊迫感の中で進む展開だった。

加茂のエピソードは青春ドラマそのもの。
大輔のお節介が絢菜にとってプラスに映るという展開はそのまま
に面白く三人の仲間の存在を抽出した話しだと思う。

guest
小野香織

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)