第9話 父と仲間が教えてくれたこと

冥王星との戦いで命を落とした団校長の助手・連城暁の写真を
見て、キュウの顔が凍り付く。
彼はキュウが探偵になるきっかけを与えた心の恩師であった
のだった。

今回は特定の事件が無く、キュウの過去からの因縁について
描かれた。

物心突く頃に出会っていたおじさんが実はお父さんだったと
いう有る意味衝撃的な展開では有るけれど、それを操る
冥王星やキングハデス、そしてリュウたちとの因果関係が
面白い様に重なり合い、複雑な心境にさせてくれたと思う。

探偵は個人の恨みで動いてはいけないと言っていたが、
この場合はそれには当てはまらない。何故なら個人の恨みが
すなわち世の中の平和に繋がる事件なのだから。

探偵に必要な物は力や暴力ではなく、真実を見抜く力と仲間
の存在を抽出していたが、なんとなく綺麗事にしか見えない
気がするのは、子供向けの内容だからか。

ケルベロスの脱出に関してはよく分からなかったのだが、
結局警察官やら看護師達全てが操られていたのだろうか。
顔の皮膚云々も単なる催眠術にかかっていただけの事か。
まぁケルベロスに乗り移られたと言って信じる人は居ないで
しょう。

特別拘置所のセキュリティもケルベロス程の術士ならば
簡単に破れそうだね。

guest
細川茂樹、まいど豊、渡辺穣、高槻祐士、四方宗、遊木康剛
中村咲哉

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