第4話 誘惑と愛憎の果て

米倉涼子の妨害によって、第2の計画的殺人は失敗に終わる。

先生との関係は共犯ではなく敵。
そう宣言したものの、付かず離れずの一定の距離を保ったまま
本能と理性が上手く交錯し有って葛藤し続けている。
そんな感じは彼女に与えられる幾つもの更生へのチャンスの中で
現れていると思う。

病院を辞めようと思えば何時でもやめられる。
先生の事を忘れようとしつつも、やっぱり関わり合ってしまう。
自首する勇気がない。

ドラマとして面白かったのはやっぱりラストの反転。
このまま何事もなくやり過ごすのかと思えば、やっぱり結末は
殺人への道。通りすがる余貴美子の微笑みは、前回の上川隆也
と同様に実に意地悪く、喜びを隠しきれない様子だった。

笛木優子が怪しげな条件を提示した。
3億円の資産の提示。
彼女が企んでの事なのか、それとも北村一輝と共犯なのか。
上川隆也の事を破滅させたい者たちの仕業だと思うが、彼を
憎むべき動機は何処にあるのかが今後の興味か。
金持ちの道楽として、弄んでいるという可能性も有るのかな。
とにかく来週がまた楽しみだ。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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