第6話 大逆転悪女のワナ

米倉涼子を殺した上川隆也。
しかし彼の周りでは米倉涼子の目撃情報が錯綜し、疑心を抱いた
彼は再び遺体を埋めた森へと足を運ぶ。

前回のラストであれ程の衝撃的なシーンを見せられたばかりに
今回の展開は、何処でその事実を覆すのかに有ったと思う。
主役である米倉涼子が亡くなるはずはないと思っていたので、
生き残っていた現実にそれ程の驚きはないのだが、ここで一番
問題になるのは、殺したはずの彼女が生きていた事に対する
整合性がきちんと納得いく形で証明できるのかだ。

生きているハズはないと思う主人公の前に、次々と幻覚的演出
を持ってきて彼女の息づかいを感じさせる。
院内で歩く姿を見かけたり、彼女のカップの中になみなみと
注がれたコーヒーが机に置かれているなど、ホラー映画みたい
で面白かった。

やはりドラマの中で興味深く映るのは唯一の味方であると
信じていた余貴美子がどういう意図か分からずとも、彼とは
反逆的な立場に居るという事実だ。

この場面のインパクトが強かったために、最後に説明ったらしく
米倉涼子が生きていた事を証明する映像が蛇足に思えてきたぞ。

guest
増子倭文江、千野裕子、坂俊一

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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