第6話 兄ちゃん一目ボレ

夏休みを迎えた山田一家。
弟妹たちをプールに連れていってあげたいと考える太郎だが、
夏休みは夏期講習やアルバイトで手一杯だった。
そんな中、かつての在校生・小谷が映画製作の協力のために
一ノ宮校長の元を訪れる。

映画のセリフに併せて自分の気持ちを告白するというお洒落な
内容だが、山田太郎自身は色気よりも食い気だという事が色んな
場面で見られる話しだった。

山田太郎が主役である事は間違いないが、今回は隆子の中でも
色んな葛藤を演出した。お金よりも家庭の幸せを選ぶ展開は
彼女の中でも大きく前進した決断ではないか。

今までの妄想が映画の撮影という形で具現化した演出だったと
言う点も実に面白い構成の仕方だ。こんな事一つをとっても
制作陣のセンスの良さを感じる。

ホットケーキに賭ける思いとプールに対する思いを上手く絡ませて
構成した話しで、山田太郎の思いの全てが家族の幸せに繋がって
いるという点も彼のキャラクターの良さが伝わってくるようで
良いね。

guest
水川あさみ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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