赤川次郎ミステリー　4姉妹探偵団 脚本／福田卓郎 出演／夏帆、中越典子、加藤夏希、市川由衣、生瀬勝久 室井滋、吉沢悠、近藤芳正、日野陽仁、升毅、竹中直人 原史奈、桜井知里、佐野元哉、川島広輝、松井晶熙 http://4shimai.asahi.co.jp/

第3話 お見合い相手は殺人犯!?狙われた女優

佐々本4姉妹は、加津代のお見合いに付き添う。
そこに現れた西崎敦夫という男。お見合い相手の加津代には
目もくれず、長女・真理に視線を送る。西崎は父親と同じ年齢
であり、別れた妻・小野田絹子との間に息子・修一が居るにも
関わらず、真理もまた彼のことを気に入る。
そんな折、メイクアップアーティストの神谷紀子が殺される。
紀子は真理の先輩であり、通話記録から最後に話した相手は
真理であるという事で刑事の国友が自宅に尋ねてくる。

今回は第3の脚本家・立見千香さん。
毎回脚本家が変わるのも珍しいのだが、シナリオの構成の仕方
が殆ど同じなのが気になるところだ。

展開上あまりスッキリしないのは、四女・夕里子自らが一連の
ドラマの謎を解き明かしていない点か。
ハッタリをかましてカマをかけたが、それまでの段取りの中で
もう少し彼女に活躍の場を与えた方が良かった。
彼女が気がついた点と言えば、西崎の車の中からイヤリングを
発見したことと、その持ち主を雑誌の中から特定したくらいだ。

父親・西崎敦夫が何故か自爆して自首したが、彼の行動は息子
をかばうためのものだったのだろうか。その割りに息子が犯人
であるという証拠が圧倒的に弱すぎる。捜査線上に色々と怪し
げな人物を挙げすぎのかもしれない。

また展開上、フリーライターの山形が第2の被害者となるが、
何故夕里子に相談を持ちかけるのかも釈然とするものが無い。
そして必ず夕里子に接触する者が第2の被害者となるワンパターン
なシナリオもどうにかしてもらいたいものだ。

guest
長谷川初範、前田愛、斉藤祥太、東てる美、真由子、岡田薫
柳ユーレイ、曽根悠多、小泉修平、堀口和香子、多川貴博
畠れもん

評価：★★★★☆☆☆☆☆☆ (4.0)