赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団

脚本/福田卓郎
出演/夏帆、中越典子、加藤夏希、市川由衣、生瀬勝久
室井滋、吉沢悠、近藤芳正、日野陽仁、升毅、竹中直人
原史奈、桜井知里、佐野元哉、川島広輝、松井晶熙

http://4shimai.asahi.co.jp/

第5話 催眠のトリック!?殺しあう4姉妹…

考古学の権威・ヒューベルト賞候補として雑誌に取り上げら
れる父親・佐々本周平(竹中直人)は、娘達に囲まれ久しぶり
に自宅で静かな時を過ごす。
そんな団欒を邪魔するように国友刑事(吉沢悠)がやってきて
父親を殺害容疑で連れて行く。
先日近所の公園で殺害された臨床心理士の内海玲子(舟木幸)
が殺害された事件で、通りかかるOLの上田マキ(葵)が
周平と似た男を目撃していたのである。更に被害者のポケット
の中から周平の名刺が出たことから、第一容疑者として
事情徴収されることになる。

今回は2話の時担当した脚本家・高山直也さんだった。

段取りも良かったし、植松宏(升毅)を使った伏線は面白く演出
されていたのだが、殺害に使われる方法が催眠術ということで
かなり安っぽいシナリオになってしまった。
一度ならばまだしもこの催眠術やら暗示が何度も使用されると
流石に現実離れしてしまいウンザリする。

夕里子が初めて警備/受付の佐久間(袴田吉彦)と面会したときに
名前を聞いただけでよく漢字まで分かるなと思っていたのだが、
これがドラマの中で犯人を特定する決定打となる。

またボイスレコーダーを上手く使って犯行を裏付ける証拠を
提示するなど、なかなか緻密にシナリオに肉付けしている印象だ。

最後、ナイフを出した佐久間を軽くあしらう場面があるが、
出来ればナイフが出ると同時に国友刑事の登場に期待したかった。
流石にあの場面、女性が刃物を持つ男性相手に勝てるとは思えない
しね。

guest
袴田吉彦、さとう珠緒、牧野桜子、葵、舟木幸、渡邊紘平
小木逸平(アナ)、伊藤幸純、裕美、鈴木愛

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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