赤川次郎ミステリー 4姉妹探偵団

脚本/福田卓郎
出演/夏帆、中越典子、加藤夏希、市川由衣、生瀬勝久
室井滋、吉沢悠、近藤芳正、日野陽仁、升毅、竹中直人
原史奈、桜井知里、佐野元哉、川島広輝、松井晶熙

http://4shimai.asahi.co.jp/

第8話 愛と欲望のピアニスト殺人!!呪う女…

買い物帰りの綾子は、突然ブレーキの効かなくなった自転車
から転げ落ちる女性を見かけ介抱する。女性はなんと綾子の
先輩の山根令那(雛形あきこ)だった。事情を聞くため自宅に
招き入れると、彼女は呪いの存在を口にする。
有名ピアニスト深野須美子(大場久美子)の弟子である高田恭二
(金子賢)と駆け落ちしたという彼女。須美子が自殺した原因は
自分たちにあり、彼女は遺書を残していた。そこには恩を
忘れて逃げた二人を永遠に呪うと有った。それ以来二人の間に
おかしな事ばかり起こり、初めは偶然だと思っていたが度重
なる不可解な事態に呪いの存在を疑い始めていた。
令那は、佐々本家が度々事件を解決している事を知り、自分
たちの件も調べるようお願いする。

大抵この手の呪いを扱うドラマは自作自演だろうと思っていた
ところ、やっぱりそんな感じの展開だった。
そんな疑念が確信に変わったのは控え室で高田恭二が首に
絞められた跡を付けて倒れていたところだ。

呪いという言葉に踊らされるという面では面白い部分も有る
のだが、怪しげな占い師が出てきたり、必要以上に事件や
殺害が起こると、どうしても安っぽさがにじみ出てきてしまう。

一連の事件でも、メイン奏者である安倍秀明(篠原功生)を
一連の呪いに組み込む必要はなかったと思うし、占い師を
殺す必要もなかった。結局犯人の必要以上の暴走さ加減が、
事件の信憑性を無くし、ドラマとして安易な方向性を持たせる
結果となった。

結局遺産を狙ったものだろうけど、この二人まだ籍を入れて
いないんじゃないのか?

しかしこのドラマ、微妙に豪華な俳優人というか、懐かしい
俳優さんたちをよく使うね。父親山根定一役の寺泉憲さんとか
母親・静江役の水沢アキさんとか。

guest
金子賢、雛形あきこ、大場久美子、布施博、寺泉憲、水沢アキ
大島蓉子、ダンディ坂野、裕美、篠原功生、椿ゆきこ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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