ハチミツとクローバー

脚本/金子茂樹
出演/成海璃子、生田斗真、成宮寛貴、向井理、原田夏希
村上淳、瀬戸朝香、柏原崇、木村祐一、前川泰之、泉谷しげる
松重豊、滝沢沙織、真田聖也、石川雄也、土屋史子、高橋ひとみ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hachikuro/index.html

第6話 一人前にはなぜなれますか

森田が一人部屋に閉じこもる。
帰国して以来、表だって歓迎会を開いてくれない事を拗ねていた。
他の仲間達は昔とは違い、皆忙しい時を過ごしているため、
それどころではないという。それどころか仲間に相談もなく、
勝手にアメリカに行ったのに、帰ってきたときばかり調子が
良すぎるとして、森田に不満をぶちまける竹本。彼はなかなか
就職の内定がもらえないことも重なり、少し苛ついていた。

竹本に対する悲劇の連鎖が降り掛かるような展開だった。

折角決まった内定が取引先の倒産により無効になり、唯一の
心の支えであったはぐみの事についても、森田が本格的に
興味を示し始めたのだ。

しかし竹本だけでなく、誰もが歯車のかみ合わない人生に
藻掻き苦しむような展開で、容易に進展しない人生の難しさが
描かれている。

森田は作品が評価されず、はぐみは自分のやりたい事では無い
ところで作品を描いている感じ。真山も一人前になるまで
原田理花に逢わないと誓っていたはずなのに、逢いたい気持ちが
募り、思わず走り出してしまう。あゆみも真山とは進展せず、
このまま思い続けるべきかでモヤモヤしている状態だ。

花本教授は竹本に対して語っている。
好きな事を職業に出来る人は極わずかである。

人生とは妥協の産物なのか。

それでもそんな苦悩に耐え続けていられるのは、将来に対する
一片の希望が有る為だろう。今日よりも明日は良いことがある
というポジティブな気持ち。

やや暗い展開が続くが、色々と複雑な気持ちを喚起するドラマ
だと思う。

guest
橋本じゅん、中丸新将、中村靖日、須永慶、大竹浩一、小暮邦明
南好洋、平良千春、宮城竜二、鈴木アキノフ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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