ハチミツとクローバー

脚本/金子茂樹
出演/成海璃子、生田斗真、成宮寛貴、向井理、原田夏希
村上淳、瀬戸朝香、柏原崇、木村祐一、前川泰之、泉谷しげる
松重豊、滝沢沙織、真田聖也、石川雄也、土屋史子、高橋ひとみ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hachikuro/index.html

第7話 今、地図のない道を前へ

就職を諦めたという竹本。
やりたい事が見つからない為、卒業した後にでも見つけるとの
事。森田と真山はそんな彼を見ていつもの調子でからかう。
一方はぐみは、教授の大神からコンクール用に絵を描くことを
命じられる。それでもなかなか決断しない彼女を見て、花本
修司がはぐみのために海外研修を諦めた事を聞かされ、複雑な
心境に陥る。

将来に対する目標が無いことに苦し藻掻いている竹本の心情を
描いた話しだった。

森田は見切り発進型。
テーマなんて描いた後からついてくるといわんばかりに、
やっている事は適当なのだが、適当な中から目標を見つけるのが
上手いタイプなのだろう。
今回は今まで全く描く事の無かった油絵に手を出し始めた。

真山は一途で自己犠牲型だね。
しかしあゆみの心を中途半端にしている点はあまり関心出来ない
点か。恋愛の面白いところは、相手が引いたときに自分の
素直な気持ちが見えてくる点。最後にあゆみが逃げ去るところで
思わず追い掛けた真山。気持ちとしては揺れ動いているのだろう
か。

はぐみは初めて直面して居るであろう、他人の期待と気持ちを
背負いながら絵を描くことになる。
今までは好き勝手に絵を描いてきた彼女も、そんな環境を作って
くれていた人の存在に改めて気がつく。
期待してくれる人が居るならば描きたいと考える人と、それを
重荷と捉える人の二つに分かれるのでは無かろうか。
描きたいと思うときに描いてこそ、イマジュネーションも沸く
ものなのかもしれないが、敢えて自分の気持ちを押し殺して
描き始めた。

ドラマでは最後の10分間に竹本の心情が色濃く描かれている。
みんなが何かに向かって必死なのに、自分はただ見ていただけ。
手を伸ばすことさえしなかったという反省する気持ち。
結論づけたものが無いところを見ると、このまま来週も同様に
悩み倒しそうだね。結構深いところで悩んでいるとは思う。

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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