ハチミツとクローバー

脚本/金子茂樹
出演/成海璃子、生田斗真、成宮寛貴、向井理、原田夏希
村上淳、瀬戸朝香、柏原崇、木村祐一、前川泰之、泉谷しげる
松重豊、滝沢沙織、真田聖也、石川雄也、土屋史子、高橋ひとみ

http://wwwz.fujitv.co.jp/hachikuro/index.html

第8話 失踪!人生と恋を見失う冬

地図が無いから迷っているのではなく目的地がない事が問題。
そう思い悩む竹本は、子供の時思い描いた自転車で思いのまま
旅立つことを決意する。
一方はぐみはコンクール用の絵が描けないで居た。
その姿を見た修司から無理に描くことはないと言われ、
大神教授からは、失望感から酷いことを言われる。

みんなそれぞれに答えを出そうとして必死ですね。
しかし今回の展開である意味次のステップに進み出しそうな
気配がありありと出ていた。

メインのドラマは竹本のパートだ。
たどり着いた先で出会う棟梁と宮大工の一団。
人との出会いの大切さを改めて感じる作りだと思う。

ドラマでは真理を的確に突くやりとりがされている。
みんなに必要とされていると勘違いして長居している竹本。
居心地がよい場所を自分が求めている場所とすり替えていたと
いう。
それに気がつかせてくれる棟梁の存在。
やはり人を従えている人の言葉は重みが違う。

単純に答えを見つけた出したのではなく、目的地が無くても
恐れなくなったという結びが良いね。簡単に答えが見つかる物
程安っぽいドラマに見えるからね。

またはぐみのパートは、子供と描いた自分の描きたい絵を
改めて描くことで自分を取り戻した感じのエピソードだ。
元々実力が有り感性も豊かで表現力が卓越している彼女であるが
裏を返すと、まだまだ幼さが残る学生という事が面白く出ている。
森田は告白しようとしていたみたいなのに、はぐみは一人昔の
自分から飛び出してしまったみたいで皮肉なオチも実に面白い。

あゆみは相変わらず真山の事で悩んでいる。
しかし傍にいたのが野宮で良かった感じか。

肝心の真山と原田の間で、少しエピソードが動きそうな感じ。
彼との思い出の地、小樽について決別する事は出来るのかな。

guest
清水章吾、海東健、橋本じゅん、濱田岳、山中聡、吉川史樹

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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