ジュテーム〜わたしはけもの
(BSフジ、木曜23:30分-2008年4月10日 - 5月22日)

企画:中山和記
演出:星田良子
原作・脚本:鎌田敏夫
プロデューサー:貸川聡子
音楽:松浦有希



第2話 ゼッタイに きれいになる
--------------------------------------------------------
昼間は100円ショップで働く由佳。
同僚の千晶や宏美から、今日は自転車で出勤しなかったのねと
尋ねられると、タイヤが誰かに切り裂かれていた事を告げる。
多分悪戯ではないかという。
由佳は帰り道、トンネルに差し掛かると、何者かに尾行されて
いる感覚になる。怖くなり急いでアパートに戻る。
しかし気がつくとドアに鍵を刺したまま家の中に入ってしまっ
た事に気がつく。すぐにドアの鍵を取りに向かうが、既に鍵
は無くなっていた。不動産屋に電話し、事情を話して鍵を変え
てくれるよう頼む。
そんな中部屋でくつろいでいると鍵を開けるものの姿があった。
ドアには容易に開けられないようにヒモをつけていたので
なんとか開けられずに済むが、恐怖を感じる。

コンビニにパンを買いに行くも何処か周りの視線が気になる。
部屋に戻るとストーカーが部屋の中に来たサインが壁にして
あり思わず震え上がる。
山藤からの電話。事情を話すと、誰かに来て貰ったらどうか?
といわれる。しかし親に話す事も出来ず、友達や彼氏は居ない
事を告げる。
すぐに鍵を取り替えて貰うと、ようやく一安心する。

そんな中コールガールの仕事として、ちょっと変わった仕事
が入る。二人の女の子にパーティーをしてもらいたいとの
要望だった。
由佳はいつもの情事に使うホテル・
ランバート東京にいくと
そこには同僚のコールガール・
美幸の姿があった。
--------------------------------------------------------

由佳の事をストーキングする人物が居る中で、今回の依頼者は
成金社長で二人の女性を使ってパーティーを開きたいとする
男性だった。

なんだかコールガールを求める男性があまりにバカな態度
しか見せないことで、少々ゲンナリする所があるけど、
金や地位を手に入れると男性はこうなってしまうのか。

上場で200億円の資金を手に入れたという事で自慢したい
気持ちも分かるけど、逆に金が有ることを下手に他人見せる
ことで、リスクというものも有ると思うんだけどね。

情事の最中に於いても男の事が眼中には入らず、同じコール
ガールをしている二人の間にしか存在しない世界観が面白く写る。
嫌な事を忘れて現実逃避しているだけにも見えなくはないが
少しの時間だけでも心を共有し有った仲間と仕事が終わると
あっさりと連絡先も聞かずに別れてしまう辺りは少々
寂しい感じもした。

結局ストーカーは何だったのか。
今後も恐怖の一因として登場するものなのかな。

村上由佳:芦名星 (100円ショップ勤務、コールガール)
進藤浩一郎:加藤雅也 (民生党・議員)
金子達也:和田正人 (由佳の彼氏、自己中)
千晶:唐沢美帆 (100円ショップ"ダイソー"勤務)
宏美:萬井真代 (100円ショップ"ダイソー"勤務)
山藤純子:洞口依子 (コールガール・ボス)


佐伯隆文:遠藤雅 (ゴミ収集業者)
美幸:高久ちぐさ (コールガール)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system