ジュテーム〜わたしはけもの
(BSフジ、木曜23:30分-2008年4月10日 - 5月22日)

企画:中山和記
演出:星田良子
原作・脚本:鎌田敏夫
プロデューサー:貸川聡子
音楽:松浦有希



第6話 私は誰も信用しない
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拉致され傷ついた進藤の事を自宅で介抱する由佳。
意識を取り戻した進藤は由佳を見ると誰なのか?と問いつめる。
由佳は覚えていないか?と問うと、少ししてあの夜のコールガ
ールの女性であることに気がつく。どうしてこんな事をするの
か?と問われ、雨の中公園に倒れていたことを話す。

由佳が買ってきた服に袖を通す。進藤は律儀に金を支払う。
コールガールである由佳がこんな部屋に住んでいる事に驚く。
あの時と同じ女に見えないという進藤は、由佳の顔の傷に気が
つく。進藤を助けたときに殴られた傷ではなく、ボーイフレンド
によって殴られたことを話す。
由佳が自分のことを何も聞かない事に違和感を覚える進藤だが
由佳は他人に興味がないという。

由佳が自転車(バイク)に乗っているのを知る。
ボストンに留学しているときにバイク便の仕事をしていたと
いう進藤。
進藤はここに居たら由佳にも迷惑がかかるとして出て行こうと
するが、窓から公園を見渡すと、進藤を探している男性達の
姿があった。
由佳は誰に拉致されたのか尋ねると、進藤は分からないと告げ
秘密文章の流出元を聞き出そうとして拷問された事を語る。
拉致された車の中で意識を失ったフリをして交差点に差し掛か
ったときに隙をついて逃げ出したとのことだった。

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由佳が助けた進藤は、彼女があの時のコールガールだと知り
愕然とする。艶やかさの有った女性から一気に庶民じみた
ボロアパートに住む彼女の姿。同じ女性とは思えないという
彼に、彼女は挑発していく。

出会って間もない間だけど、心理を語り合う妙な関係になって
いるところは上手く出来ている。

そんな彼女が電話で何度も山藤から呼び出されてコールガール
の仕事に出向く姿に違和感を覚える進藤。

表の顔、裏の顔など無いとしながらも、やはり表だって威張れ
る様な仕事ではないし、例え恋人やら好きな人が出来ても
その事を話せるのか否か興味深い物がある。

達也の事を他人の気持ちを考えない人だとするけど、
元々彼女には親が居ないような感じだし、それだからこそ
他人に配慮することが無いからこそ出来るのではないかという
思いも存在する。

車椅子の客とのやりとりはなかなか面白かった。
写真を撮られることを拒む辺りはなかなか興味深い物がある。
信じる信じない以前の問題が有るのは明らかだし、逆に
そんな彼に勇気を与える存在としての彼女の役割は、コール
ガールという事を除いてもなかなか面白い存在だと思う。

村上由佳:芦名星 (100円ショップ勤務、コールガール)
進藤浩一郎:加藤雅也 (民生党・議員)
金子達也:和田正人 (由佳の彼氏、自己中)
千晶:唐沢美帆 (100円ショップ"ダイソー"勤務)
宏美:萬井真代 (100円ショップ"ダイソー"勤務)
山藤純子:洞口依子 (コールガール・ボス)


笹岡雅人:渡部豪太 (客)

大塚友稀


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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