恋空

脚本/渡邉睦月

http://www.tbs.co.jp/koi-zora/


第1話 2500万人が涙した真実のラブストーリー!
切ない純愛…感動の名作ドラマ化


目覚まし時計の音で目が覚める美嘉は、カーテンを開け
青空いっぱいの空を見上げ、携帯で写真に残す。
夏休みまで一週間。
登校途中、仲良しな友人達が美嘉の元に集まってくる。
中でも幼馴染みの亜矢は、マスカラを変えて気分一新。
その理由は好きな男性が出来たからだという。
亜矢はみんなに好きな男性を知らせるために彼の教室にその姿
を覗きに行く。名前はノゾム。彼女たちの視線に気がついたの
か、ノゾムは彼女たちの元へと近づいてくる。そして声を
掛けたのは亜矢ではなく美嘉だった事に亜矢はショックで
走り去ってしまう。ノゾムは亜矢にメアドを教えて欲しいと
言うが親友に申し訳が立たないとして美嘉は教えなかった。
一連の顛末を桜井弘樹(ヒロ)が見ていた。
教室に戻ると亜矢は落ち込んでいた。美嘉は機転を利かして
亜矢には嘘の報告を行う。私はからかわれただけであり、相手は
亜矢のメアドを知りたがっていたので、彼に教えてきたという。
それを聞くと亜矢は途端に態度を一変させ、携帯を眺めて彼から
の着信に心躍らせていた。
放課後、みんなで帰宅しようとするところで美嘉は一人図書館
に用事があるとして居残ることに。図書館で彼女はノゾム宛て
に手紙を書く。親友の亜矢が彼のことに好意を寄せていること。
そしてその手紙の中に彼女のメアドを記しておいた。
すぐに届けに行こうとするが、既にノゾムは居なく、教室に
居たのはギターの練習をするヒロだけだった。美嘉はヒロに
手紙を託して立ち去ろうとするが、いきなり彼から美嘉に不意
打ちのキスを喰らわす。我に返ると彼を突き飛ばし急いで家に
帰るのだった。

同名映画からのリメイク作品。
映画版では、新垣結衣&三浦春馬のキャスティングだったと
思うけど、ドラマ版は水沢エレナ&瀬戸康史。
全6話という事で有る意味一瞬で結論めいたところに達する
のかも知れないが、オリンピックで中断になること間違いない
ので、有る程度グダグダになる事も予想される。

雰囲気はそのまんま「世界の中心で愛をさけぶ」に通ずるもの
が有るかな。
既に彼女自身のナレーションの中で、現代の時の流れの中に
ヒロは居ないような感じなので、何故彼が居なくなるのかが
興味の一つなのかも知れない。

互いに影響し合う関係という事で、全く正反対の性格を持つ
男女が引き寄せられていく。
6話という短いスパンの中でどれだけ互いのキャラクターの中に
心境の変化を与えられるのか。どういう所が相手に刺激を与えて
変化をもたらすのかがドラマとしての見どころだと思う。

いつまでも変わらない子供のままの姿で有って欲しいという
父親の願い。娘に純粋さを求める状況の中でいきなり金髪男が
娘に近づいていると分かった時の親の気持ちを察すると余り
あるものを感じる。そんな気持ちを助長するかのようなヒロ
という男の人物像は、強引と横暴さがばかりが目立つので、
流石に大人受けはしなさそうなキャラクターだという印象。

見た目では判断は出来ないという姉の助言も、焼きそばを
吹き飛ばして、知らない人間を殴り飛ばす姿を見ると、見た目
だけでなく根性も相当悪く見えるわけだが、その辺の悪態さ
をどのようにして好感触に変換していくのか。

抜いてしまった花壇の花に栄養を与える姿はちょっと嘘臭い
場面の一つだったし、授業中にいきなり自分の好きな場所を
教えるとして連れ出してしまう辺りは、相当規格外の男だと
思われ、そんな暴走気味の男をどうやって飼い慣らしていく
のかも面白い要素の一つなのかも知れない。

田原美嘉 ……… 水沢エレナ (真面目な高校1年生)
桜井弘樹(ヒロ) ……… 瀬戸康史 (シャイで不器用)
● 
亜矢 ……… 葵 (美嘉の幼なじみ)
ノゾム ……… 三浦翔平 (ヒロの親友。亜矢の彼)
咲 ……… 波瑠 (高校2年生。ヒロの元彼女)
加藤タツヤ ……… 永山絢斗 (密かに美嘉を思う)
田原さおり ……… 菊池亜希子 (美嘉の姉。OL)
● 
ユカ ……… 佐武宇綺 (美嘉のクラスメイト。オシャレ)
ハナ ……… 小林さり (美嘉のクラスメイト。おっとり)
マナミ ……… 宮澤佐江 (美嘉のクラスメイト。スポーツ万能)
担任・美園 ……… 中村果生莉 (1年A組)
● 
桜井ミナコ ……… 松下奈緒 (ヒロの姉。元不良)
田原安江 ……… 羽田美智子 (美嘉の母親)
田原勝治 ……… 岸谷五朗 (小さな会社経営)

guest
伊藤正之、武野功雄

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