第3話 都内9ケ所に爆弾を運ぶ女!?
事件が一件落着し玲子は休日を過ごしていた。
甘利にデートに誘われ動物園でライオンと睨めっこ。
そんな中、甘利の携帯に連絡が入る。とある喫茶店に爆弾が
仕掛けられたというもの。SITは出動要請に備えるとの緊急招集
の連絡だったが、玲子にはかかってこなかった。
甘利が玲子を尾行したり、休日を共に過ごすという背景には
そういう事が有ったのね。
ただ末端の捜査官の一人である玲子に何故そこまでするのか。
管理官・桐沢らは毛嫌いしているみたいだが、捜査一課の高林
課長とはまた別の意味合いがあるような感じだ。
今回は喫茶店に爆弾が仕掛けられる話しだった。
振動を感知するジャイロセンサー付きの爆弾。
爆薬の変わりに芋羊羹が仕掛けられていた為に爆発こそしなか
ったが、内部の回路は全て本物と同様に精巧に作られたもので
有る。
最初にそれが発覚した時に客が逃げるときの行動は思いっきり
振動を発していたわけだが、センサーの感度の許容範囲内
だった。それを見た後に老人のエピソードを見せられたり、
警察内部に持ち込まれた一連の顛末を見てしまうとどうも
緊迫感を失う。
静かに行動すれば全然センサーの振り子が許容範囲を超えること
なんかないんじゃないかと。
警察、特に爆弾処理班を挑発するような態度で爆弾を仕掛ける
意図が何処にあるのかがポイントなのだろう。
内部に精通していそうな感じで、特に爆弾の処理に関しては
その手順も仕掛けも詳しそうな女性。
男性社会である警察の中で彼女も玲子のように弾かれてしまった
一人なのだろうか。
guest
水川あさみ、山下容莉枝、平賀雅臣、樫村勲、内倉憲二
原田佳奈、飯田孝男、ジジ・ぶう
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