交渉人 〜The NEGOTIATOR 〜

脚本/寺田敏雄
出演/米倉涼子、陣内孝則、筧利夫、高岡蒼甫、高橋克実
林丹丹、安めぐみ、城田優、鈴木浩介、笹野高史、高知東生
伊武雅刀、大杉漣、中山恵、河本麻希、大須賀圭子、奥田崇
岩永智、小嶌夫夫、高橋瞬、小倉せろ、伊藤博幸、国保裕子
出口哲也、阿部亮平、辻本晃良、鷹山俊樹、山崎崇史
松崎由香、田辺ひかり、友兼理菜

http://www.tv-asahi.co.jp/koshonin/

第4話 爆発まで9秒のトリック!?

墨田がクラブ『和子』のママから受け取った芋羊羹は、犯人
が予告した9つの爆弾のウチの一つだった。
振動を感知するジャイロセンサーの他、起爆装置の下には
バイブモードのトランシーバが設置されており、遠隔操作
出来る仕掛けである。
中に入っていた無線で犯人と通話する玲子は、犯人がどんな
要求をしてくれるのか、一言一句聞き漏らさず分析に入る。

ドラマとしてのサプライズは共犯者が居たと言うことか。
SITのメンバー、そして視聴者も含めて、全ての視線はトラン
シーバで応答してくる宮原由希子に集中していた。
どんな犯人像なのか、どんな目的が存在しているかなど
意識を集中させる中で、全く別の犯人が存在していて虚を
突かれる展開となった。
ただなんとなく裏を突かれてもやられた感じがしないのは、
犯人の動機が理解しづらい点だろうか。

ある時から突然警察署内部の情報を語り始める犯人。

最初の段階では明らかに犯人は内部の様子が分かっていなかった。
玲子が仕掛けた会話上のやりとりのなかでそんな事実を探る展開
はなかなか面白く出来ていたと思う。

犯人像を分析し、理屈に合わず計算しづらい行動を取った事で
犯人を焙り出した訳だが、玲子の行動があまりにも大胆すぎる
展開で暴挙にしか見えないところもまたドラマがすっきりしない
要因。一歩間違えば彼女の行動が一大事に繋がるところで、
そんな単独行動をとった事に誰も非難の声を挙げないのは不自然
過ぎる。

guest
水川あさみ、山下容莉枝、平賀雅臣、内倉憲二、伊藤圭
浜菜みやこ、大澤康恵、平山祐介

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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