交渉人 〜The NEGOTIATOR 〜

脚本/寺田敏雄
出演/米倉涼子、陣内孝則、筧利夫、高岡蒼甫、高橋克実
林丹丹、安めぐみ、城田優、鈴木浩介、笹野高史、高知東生
伊武雅刀、大杉漣、中山恵、河本麻希、大須賀圭子、奥田崇
岩永智、小嶌夫夫、高橋瞬、小倉せろ、伊藤博幸、国保裕子
出口哲也、阿部亮平、辻本晃良、鷹山俊樹、山崎崇史
松崎由香、田辺ひかり、友兼理菜

http://www.tv-asahi.co.jp/koshonin/

第6話 連続殺人犯からのラブレター

飯塚良博・24歳(大東俊介)が自宅で何者かに殺傷される。
新聞でこの事件を知る宇佐木はこの名前の被害者に見覚えが
有った。5年前の千駄ヶ谷で起きた少年の立て籠もり事件の
主謀者・真里谷恭介の仲間の一人である。
被害者のジャケットの中に入っていた名刺は、新聞記者・
工藤幹夫のものだった為に、任意で事情徴収を行う。
工藤は警察署では容易に口を割らなかったが、宇佐木と逢うと
重い口を開いた。被害者とは殺害の2時間前に逢ったという。
その時気になるメッセージを言っていたと語る。

いよいよ5年前の事件があぶり出されるような事件が発生する。
当時・機動隊員の一人だった宇佐木の父親が亡くなった事件
でもある。

ドラマとして興味深いのは、当時の現場にいた人物がハッキリ
している点だ。今回宇佐木が語っていたが、現場にいた刑事は
木崎、長谷部、墨田そして桐沢である。
彼女がロッカーに隠し持っていた写真の意味はここに通じるのね。

そして今回、宇佐木が真里谷の元に通う点も説明されている。
3人も殺したという真里谷に罪の意識がないこと。反省も後悔
もしていない人間を容易に殺させまいとする宇佐木の執念が
感じられる瞬間である。

写真の中にいる真里谷のグループは全部で10人居た。
2人程度は女性が紛れ込んでいたが、今回はその内の3人
の男性をあぶり出した。2人は亡くなり、1人は妹の彼氏という
事で、今まで無駄に存在していたドラマの中での妹の役割が
ハッキリとしてきたのではなかろうか。本当の姉ではないと
語っていたが、その辺の事情も気になるところである。

飯塚良博はあっさりと亡くなり、田口公也(斉藤翔太)も
自殺の交渉中にビルの屋上から落下する。
これまた無駄に存在していた墨田耕平の活躍が今回のサプライズ
でも有る。同情することなく、かといって突然土下座したりする
など、面白い交渉術だった。

そして今回何と言っても面白かったのは、工藤幹夫が宇佐木
に取引を持ちかけるシーン。交渉人相手に取引したのでは
確かに部は悪いよね。

guest
田中圭、大東俊介、斉藤祥太、伊藤圭、大澤康恵、浜菜みやこ

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

inserted by FC2 system