ネコナデ (2008年1月期・テレビ埼玉・金曜21時) 監督：亀井亨 原案・脚本：永森裕二 脚本：亀井亨、松野出、野澤弘之、俵法子、高橋悠 製作：永森裕二、間宮俊二、関佳史、松本宏、青柳洋治 プロデューサー：波多美由紀、細井俊介、江副純夫 小川貴史、陣汰朗、森角威之、比留間明花 音楽：野中“まさ”雄一 http://nekonade.info/tv/index.html

第6話 宝物のしまい場所
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汰朗はいつものように仕事終わりに研修社員たちが住んでいる
ウィークリーマンションにトラの世話をするために立ち寄る。
その帰りに汰朗にもっともかみついている新入社員の山田亜佐
美から声を掛けられる。自分はBLOGで部長のことを逐一報告する
ように毎日書いているが、結構コメントも付いていて、大抵は
部長を非難するものだと。手にしているゴミは一体何なのか?
と尋ねられ、私が捨てておくと言われるが、仕事で出たゴミで
あり、自分で出したゴミは自分で捨てると誤魔化す。亜佐美は
blogに正確に乗せたいのでゴミが何なのかを知りたいという。

汰朗は会社でも仕事中にネコの部屋に設置してあるライブカメラ
でネコの様子を観察していた。そんな中、上司から次のリストラ
候補者として、柳下信二だとするメールが送られてくる。
彼とは友人だったが・・・

金井は深夜行軍の為に準備があるとして出て行く。
そして新入社員達に深夜行軍が組織として演じ目標を目指す事
への疑似体験であり大事さを訴えられる。クリノハラ公園から
天王洲までの往復の道を歩いて行くとの説明をする。

一方山田はマンションに一時戻ると、マンションの管理人が
プロの清掃員・黒田涼に依頼して、消毒しているのを知る。
ペット禁止のマンションに誰かが飼っているとの通報を受けた
結果の行動だった。山田はネコがどうなったのか気になるが
黒田から連れて行ったと聞かされ微妙な心情になるのだった。
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汰朗がペットを連れ込んでいる事を知って亜佐美は管理人に
その事実を告げると、ネコは何処かに引き取られて部屋は
消毒されてしまう。思っても見ない方向に進んだ亜佐美は
汰朗に対して複雑に感じると共に、汰朗の意外な一面を感じて
興味を持っていく。

最悪なところから始まった関係というのは、少しずつ相手の
中に良さを見つけ出したり、自分が誤解していた一面に気が
ついて来たりして、興味深い一面へと繋がっていく。

亜佐美が見ていた汰朗の姿も自分が想像していたのとは違う
一面が存在していて、自分の人を見る目が誤っていたのではな
いかとする所へと繋げていく。

やはりそんな汰朗の本当の姿を知ってか知らずか、金井響子の
存在はとても面白く写るし、汰朗の中でもこれまでの自分には
出来なかった決断をしていかねばならないであろう足音を感じ
させるものが有り、どう処理していくのか気になるところ。

まぁ冒頭のナレーションで、ネコとの出会いで会社を辞めたよ
うな事が語られていたので、結末は想像できるけどね。