ネコナデ
(2008年1月期・テレビ埼玉・金曜21時)

監督:亀井亨
原案・脚本:永森裕二
脚本:亀井亨、松野出、野澤弘之、俵法子、高橋悠
製作:永森裕二、間宮俊二、関佳史、松本宏、青柳洋治
プロデューサー:波多美由紀、細井俊介、江副純夫
小川貴史、陣汰朗、森角威之、比留間明花
音楽:野中“まさ”雄一

http://nekonade.info/tv/index.html





第7話 分ってないのは自分だと、認めたくない年頃
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金井はペット店にいく。店員が背中を痒そうにしているのを
目にする。

汰朗は今日もリストラ。女性職員からは恨まれていると思いき
や、部長の声が素敵だと言われる始末。
汰朗はそんな話をしながらも、関心はパソコンに映し出される
ネコのライブ映像だった。
そんな中、金井は元彼からのメールが送られてくるが無視して
削除する。

汰朗はデスクに座り相変わらずパソコンの画面に目を通す。
これを見ないと自分の気持ちに整理が付かなくなっているのを
実感する。

そんな中、会社で開発部が制作した「マルみえminiターボ」は
バージョンが上がり携帯でいつでも見られるような仕様に
なった事を知る。汰朗は色々と開発部に自分が気がついた欠点
を指摘し改良点を述べ始める。

金井は研修の山田に元彼と一緒に居るのを見られる。
元彼は金井の事を部長に似てきている事を指摘して去っていく。
山田は金井が社内恋愛している事に驚く。そして今でも社内恋愛
しているのか?と尋ねる。
山田は昨晩汰朗が公園で何をしていたのか?と問う。金井は
貴方はblogに逐一部長の観察記を書いているので私よりも
詳しいのではないか?と告げる。

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汰朗がネコを飼っている事を知った二人の部下たちは、今まで
思い描いていた部長(汰朗)の姿とはまるで違う事に驚くと共に
益々彼に対して好奇の目を向けていく。

動物好きに悪い人は居ないということを象徴していると共に
女性に好かれたければとりあえずペットを飼えという事を
示唆しているのか。

山田が汰朗に反抗的な態度を取っていた理由が明らかになり、
実際の所山田の姉は汰朗に対してどういう思いを持っていた
のか気になるところ。

汰朗の意外さだけでなく、金井たちの意外な行動も見られて、
ネコの世話を影でしていたとする辺り、なかなか面白く出来て
いる。
両者が鉢合わせする時を嫌でも見て見たいようなシチュエーシ
ョンになっていて、その時のリアクションなんかも早く知りたい。

女性は分からない生き物だとする汰朗も気まぐれなネコを世話
していく毎に歩み寄るであろう姿。行動には表れていなくても
少なくとも、心の中の葛藤を呼び覚ましていることで、上手い事
彼自身の変化を感じさせるところ。

過去の映像の回想シーンは一瞬よく分からない所もあったけど、
それだけにあの時たすき掛けのようにして渡されたものの存在
を面白く考察していく展開が用意されている。

鬼塚汰朗 …… 小木茂光 (45歳、IT関連企業「デジタルドラグーン
」の人事部長)
金井響子 …… ちすん (人事部社員。汰朗の部下)
山田亜佐美 …… 清水美那 (新卒研修員。汰朗には反抗的な態度)
菅沼君子 …… 安間里恵 (新卒研修員)
市村景虎 …… 高橋直純 (限りなく猫に近いペットショップの店員)
仙道孝二 …… 山本剛史 (人事部の社員)
鬼塚澄子 …… 山下容莉枝 (汰朗の妻)
鬼塚早苗 …… 金崎智子 (汰朗の娘)
鬼塚汰一朗 …… 小川光樹 (汰朗の息子)
皆川かもめ …… 明花 (獣医)
竜崎政太郎 …… 峰岸徹 (デジタル・ドラグーンの社長)
石黒 …… 菅田俊 (ドラッグストアの店員)
木下満 …… 榊英雄 (開発部の課長)
柳下信二 …… 永倉大輔 (総務部部長。汰朗とは同期)
少年時代の汰朗 …… 川口大介 (少年時代の汰朗)
小泉みすず …… NANATO (景虎と共に働く無愛想なペットショップ
の店員)
鴨下信男 …… 飯島大介

トラ、カモシタ

石黒サトシ …… 勇人 (捨て猫を拾った彼氏)
真下サトミ …… さいとうとも (捨て猫を拾った彼女)
鬼塚父 …… 諏訪太朗
鬼塚母 …… 葉子
鈴木一郎 …… 松田信行 (リストラされる社員)
勇太 …… 広瀬直紀 (汰一朗の友達)
高谷 …… 高杉心悟 (社員)

中倉香織、上杉ひろこ

志多伯麻衣、恩田愛、鈴木りん、恩田愛美、六波羅梓
井上沙織、市川恵理、早川杏子、飯田久美子、田友里香
竹下美咲、河野圭香、馬場望美、岩永尚子、長谷川祐子
青木千紗、中川智香子、福田尚子

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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