プリズナー Prisoner (2008年度WOWOW) 監督：水谷俊介 脚本：大石哲也 http://www.wowow.co.jp/dramaw/prisoner/

第5話
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圭吾は署長に取引を持ちかける。
ジョイが譲原から奪い取った金を引き替えに、彼を捕まえて
裁きにかけてくれるよう告げる。その為に秘策があり、
借用書を偽造するという。一連の計画には圭吾の釈放もまた
必要だった。アンタの様に金のためなら何でもやるという奴
はオレにとっても都合がいいという圭吾。署長はようやく利害
が一致したと言うことで手を結ぶことになる。

一方大使館の宇部は、土井の遺品の中からどこかの鍵を見つけ
だす。恐らくホテルのセーフティボックスのもの。西山は
もしかすると西山は保身のために黒幕に繋がる手がかりを残し
て居るかも知れないとして、その鍵に合うホテルを探す。

和田はチャンに連絡を取り王尊民から権利書に関して自分が
探して引き渡す変わりに一万ドルを要求する。王尊民はその
条件を飲むことになる。

裁判所で釈放のため再審が行われることになる。
監視役のアリからは不審な行動は起こすなと告げられるが、
検察が読み上げる嫌疑に対して、圭吾は全てを否定し、
誘拐する意図も行動も一切無かったこと。警察は金のために
捏造したことを訴える。一瞬緊張が走るが検察が嫌疑を修正
したことで見事判決は無罪で釈放が決まる。
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ドラマとしては色々と複雑な計画が練られていたことや、
全ての後処理のために、ジョイ、警察署長、王尊民という三人
の極悪人を失墜させるという事で、忙しい展開だった。

ドラマとして面白く使われたのは和田とアリの動きだ。
それ以外のキャラクターは有る意味悪人は悪人らしく振る舞っ
たし、善人は善人のように振る舞う。

和田に関しては何らかの意図は有るかと思っていたが、まさか
のICPUの捜査官。
西山の誘拐が偽装だったことでまたしても裏切るのかと一瞬
思わせたが、ここで反転を演じてしまうと時間的にも難しい
からね。

一番難しいのがジョイに対して借用書を偽装する中で、どの
様な手で失墜させるのかという事だった。
目には目をという感じに、嘘を付いて自供を引き出した訳だが
これだけで引っかかるというのもちょっとマヌケな感じだ。
意外とこのジョイという男、見かけとは違い小心さが有る。

王尊民に対する処理も、結局ICPUが掴んだ証拠と言うよりも、
土井頼みだったという点ではちょっと悲しい物があるか。
あそこで土井が証拠を残していなかったらどうなったのだろ
うか。和田自ら権利書の偽装した物を用意していたみたいだが
どういう意図が有ったのかイマイチ分からなかった。

署長の件は完全にオマケという感じ。
実際には偽札に圭吾、アリの指紋が付いているので、全てを
署長のせいにするには難しい気がする。これで捕まるのならば
宇部を捕まえたときのように麻薬でも仕込んでハメてしまうのが
一番手っ取り早かったのかも。

英語が多用されたドラマと言うことで日本の役者的には難しか
ったと思うが、よく演じたなという感じ。
日本人俳優なのか現地俳優なのか分からない点も多かったが
クレジットを見て日本人だったのかと思うこと多数だった。

ちょうどベトナムの隣に位置していた国・セライビアという事で
アオザイを来たタオ役の草刈麻有が可愛かったが、完全に現地
の人かと思っていた。アジアの割りに公用語は英語ですか?って
感じだったけど、まぁそれも仕方がないのか。

井沢圭吾 …… 玉山鉄二 (誘拐罪で牢獄へ)
ポン …… 大森南朋 (カード偽造で牢獄へ。)
譲原卓也 …… 中村俊介 (孤児院経営。しかし殺される)
西山亜希 …… 鶴田真由 (週刊「トゥデイ」の記者)
松宮あおい …… 佐田真由美 (現地ガイド)
和田暁 …… 石黒賢 (武器商人)
土井裕太郎 …… 田中要次 (バーテンダー)
佐伯 …… 津田寛治 (週刊「トゥデイ」の編集者)
宇部肇 …… 小日向文世 (セライビアの日本大使館)
タオ …… 草刈麻有 (孤児院の女性)
王尊民 …… 松重豊 (ドン)
チャン …… 竹花梓 (尊民の部下)
アリ …… 池田成志 (警察・副署長)
ビック・ボス …… ウォルター・ロバーツ (警察・所長)
ジョイ・サーガ …… ジョン・カミナリ (詐欺師)
オクスーン …… ミルトン・ジェイムズ (囚人)
槙原和夫 …… 大林丈史 (外交政府局長 (2話))
山口 …… 和田聰宏 (圭吾の友人)
リン …… 宝生舞 (ポンの妹)

上村愛香、加賀谷圭、岩田貴代志、片方隆介、袴田泰紹
喜山茂雄、豊田孝治、蛭川信博、将宗史朗、遠山俊也

柳野幸成、アベディーン、シャチ

タンマイ・バト
スウィトラ、パイブーン・ボーノーイ、、タイラー・ホープ
ホアン、ラビーン・ガンジー、ノザキ・オジエル、
アフタル・ホセイン、ヘイダリ・バハマン、SHIN、
マイケル・コールマン、レブソン、ベヘルーズ

草刈麻有さんのblog
http://ameblo.jp/kusakarimayuu/
竹花梓さんのblog
http://azusa.modelbk.com/

評価：★★★★★★★☆☆☆ (7.0)