第4話 子供にこびるな!聖夜に舞い降りた奇跡の贈り物
もうすぐ冬休み。
園児たちの間で小型ゲーム機"GSV"が流行していた。
斉藤家の潤一と真野家の尊も多分に漏れずそれを欲しがるが、
子供を自然の中で遊ばせたいと感じている全子は決して購入
する意思を示さなかった。この意見に追従するように、若葉
も息子・尊に言って聞かせる。潤一と尊はサンタにお願いする
と言い出す始末。そんな中、園内で大変な事件が発生してしまう。
ドラマとはいえ、子役に辛い役をさせるなぁと感じる内容
だった。
今回の脚本は土田英生さんではなく、相内美生さんだった。
悪いことは悪いと言う斉藤さんと、後々の影響を考えて穏便に
済ませようとする三上りつ子の対立の関係は健在だ。
今までのドラマでは園児達は間接的に傷つくことは有っても
ドラマの主人公ではなかった。今回のドラマではこの二つの
対立の構図の中に、子供達が主人公として挙げられている点で
ある。
悪いことをしたら大人も子供もやる事は同じ。
反省させる為にも謝罪することは当然のことだ。
そう言い切れるだけの成熟した年齢に達していない分、
とても難しい判断であると思う。
三上りつ子が語るとおり、この場は収まっても後々影響が出て
くるケースが存在する。罪を犯したのだからそれを含めて甘受
すべきなのだが、正直どういう決断を下せばいいのか、これまで
の展開以上に難しくなった。
子供が盗みに発展したのはゲーム機を買い与えない親に責任が
存在するのか。確かにゲーム機を持っている人が今回の件で
盗む可能性は限りなく少ないように思う。
園児にどれだけ自覚を促すのか。我慢することを覚えるのも大切
だが今回のケースは随分酷だ。
最後斉藤さんがプレゼントの事を語る時、まさか彼女もゲーム
機を用意しているのかと思った。でもやっぱり斉藤さんは
斉藤さんであった。
そして金髪女子高生・桜井綾子が黒髪にしたことで、なんだか
それだけでキュンと来たぞ(^o^;
guest
相沢祥吾
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)