第6話 汚い権力者は絶対許さない!反乱の緊急連絡網!!
OL時代の先輩に頼まれてレストランのバイトをやることに
なる真野。アルバイトは正社員が見つかるまでの10日間。
そんな中、彼女は幼稚園のキルト講習会の役員も任せられる
ことになる。講習会で音頭を執るのは、PTA連盟のこばと
支部長であり、夫は市会議員の柳川夫人だという。
幼稚園周辺では最近子供の連れ回し事件が多発していた事から
キルトを作っている場合ではないのだが...。
相変わらず柳川家に振り回される話しなのですね。
あの親有ればこの子有りというのが納得の家族。
こういう所で根に持つ事態が発生し、争いとも言えない争いが
起こるのは如何にも女性的な展開だと思う。
あの根回しの仕方が如何にもという感じだ。
なんといっても面白いのは三上と斉藤が初めて同じ方向性を
持ったと言うことだろう。
三上がこの事態に関与することになるのは、連れ回し事件の件
で地道に斉藤が活動をしていた為のもの。
今回は斉藤がトスを上げて、三上がスパイクを放つ二段階の
攻撃だった。
ドラマとして実に上手く作られているのは、柳川が講習会の中
で強調していたキルトの共同製作での意義を、皮肉な形で仕返
した事だ。柳川はこうした集まりは決して無駄なものではなく、
親同士の親睦を深めて結束を強める意味合いが有るという。
学校が間違った行動を取ったときには父母達が協力し合って
立ち向かう事を語っていた。
言われなくてもそれが出来ている園ママたちの結束力。
初めは園ママ社会の息苦しさばかり強調されていたドラマだが、
こういう外敵が訪れると三上を中心として、とてもよく統制が
取れているなぁと感心した。
今回あくまで三上は斉藤とは違うことを強調していたが、
三上もかつては斉藤側の立場の人間であり、似たような行動を
とっていた過去が有る点で心情的には共感する部分も多いのでは
無いかな。
園ママ社会も幼稚園の時だけだと思っていたが、今回の展開の
中で柳川が語っていたように、小学校でもPTAという形でこの
構図が続くようで、実にうんざりしますね。
そういえば八百屋の役で比企理恵さん登場。
ちょっと顔が丸くなったかな。
桜井綾子の親だという設定なんで二度ビックリ。
guest
高橋ひとみ、カンニング竹山、比企理恵、富澤徳子
箭内恵理子、河村朋子、鈴木友紀、宮内知美、岩崎恵子
松永玲子、能見達也
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)