第8話 先生イジメは最低だ!モンスターペアレンツに喝
園庭のジャングルジムで遊んでいた潤一と真がジムから
滑り落ちる。ベテランの保育士が居ながらもこの事態を
引き起こした事に激怒するのは、卒園記念のためのアルバム
製作係を担当する山本たち。
すぐにジャングルジムを撤去するよう言い寄る。
翌日望月園長から、市役所の判断でジャングルジムの撤去が
決まったことを発表すると、それに反対するのは斉藤さんだった。
冒頭から安っぽいクレーマーの話しが描かれていたので、
どんな形で発展していく物かと思えば、園内で起こる事件を
発端にした、クレームママと幼稚園の先生の関係を描いた話し
だった。
最初は子供達の良い先生になるべく、問題などにも真正面から
向き合ってきたが、いつの間にか親にいい顔するばかりで、
逃げ腰の教師になっていた。
なんとなく人間の習性や本質が描かれていて、耳が痛くなる
ような話しであるが、それに気がつかされるという意味では
良いエピソードだと思う。
佐原先生にとって一番心に突き刺さる思いがしたのは、
子供たちが意味もなく叫んでいた"問題の教師"という言葉では
無いか。
そんな子供たちから受ける脱力感と、その後に待ち受ける
卒業生たちからの充足感はとても上手い使い方で、思わず感動
してしまった。
今回やたらと大人の都合という言葉が出てきたが、ジャングル
ジムの事ばかりでなく、"問題の教師"と叫んでしまう子供達
への影響力だったり、柳川家の悪ガキの話にも繋がっていて
テーマが一貫しているところは良くできていると思う。
最後に山本らが三上を避けていたね。
本当の影のリーダーは口うるさい山本のようにも映る。
来週は園ママ社会のリーダー交代劇が行われそうな感じ。
幼稚園の統廃合の問題も気になるね。
取りあえず柳川が市議をしている街には住みたくないぞ。
guest
高橋ひとみ、加藤雅也、長島弘宜、小薗江愛理、松本梨菜
和川未優、阿部新、征矢学
評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)