サラリーマン金太郎

脚本/深沢正樹(1)(2)(3)、倉持裕

http://www.tv-asahi.co.jp/kintaro/


第3話 俺が会社をつぶす!?500億の賭け


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三田善吉の息子を殴ったことで呼び出される金太郎と大和。
何故息子を殴ったのか聞かれ、金や地位にものを言わせて女を
無理矢理自分の物にしようとした、男として許せない行為だと
いう。
善吉は無鉄砲な馬鹿は腐るほど居るが会長がそんな馬鹿のせい
で死ぬことになったらどう責任を取るのか尋ねられ答えられな
い金太郎。答えを持たずに偉そうな事を吐くなと言われる。
しかし金太郎は答えは分からないが男はプライドで生きていく
ものであるという。こんな連中に屈することだけは嫌だと告げ
る。しかしプライドとは何かを問われ、何も持たない安っぽい
プライドだけの男がこの世の中をダメにしたとして、金太郎に
生きる資格は無いとして死ねと迫ってくる。そして大和建設
も一ヶ月以内に跡形も無く潰すと脅してくる。
しかしそれでも反抗してくる金太郎に対し、善吉は一つ賭けを
しないかと提案する。そこで己を知れと忠告した。

善吉が提案した賭けとは、西新宿の浄水場跡地の開発に関する
事だった。元々この土地は国と八つ星建設でショッピングセン
ターを建設する予定だったが、贈収賄事件が絡み計画は頓挫
したという。それを機会に大地主がそれ以降の建設計画に反対
しているというのだった。
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正体不明の地主は何処にいるのか。

運命の出会いとばかりに、偶然性を装い、金太郎が優しく
接する謎の女性。
日常から金太郎の誠実ある行動が実を結んでいくという
ありがちなパターンだが、分かり切っていても感動する流れ
がある。

こんな出来た男が、何故世間に迷惑をかけまくる暴走族に
所属していたのかというのがこのドラマ最大のタブーなの
だろうか。

相変わらず暴力を絡ませ、力があることを誇示する訳だが
それは同時に危険性を持つ展開である点。サラリーマンを
なめるなという決めぜりふがお決まりだが、社会人としての
主張を繰り返すならばやはり暴力はよくない。

今回の展開では金太郎のキャラクターを全面に描き出した話
でも有るが、その中でも女性に対する硬派な一面をさらけ出し
展開を面白くするような流れであった。
俺には明美だけだとする金太郎であるが、時は確実に流れて
おり、その中には出会いなども存在する。
今回は金太郎争奪戦に於いて、雪乃が新たに参入し、美鈴の
存在も含めてとても興味深い流れになったと思う。

矢島金太郎・・・永井 大
末永美鈴・・・井上和香 (ホステスのママ)
矢島明美/雪乃・・・佐藤めぐみ(二役)
矢島竜太・・・庄司龍成 (金太郎と美鈴の子供)

大和守之助・・・宇津井 健 (会長)
黒川優作・・・古谷一行 (専務)
桜井京子・・・青山倫子 (大島の秘書)
大島源造・・・柴 俊夫 (社長)
鷹司誠士・・・細川茂樹

水木 衛・・・風見しんご
前田一郎・・・菊池健一郎
石川吾郎・・・辻 修
田中政子・・・小川奈那
佐野里佳子・・・塩山みさこ
遠山真里菜・・・金田美香
岩下 恵・・・安座間美優

三田善吉・・・麿赤児
中村加代・・・佐々木すみ江

浅野マキ・・・西丸優子
三田善吉の息子・・・ムロツヨシ

庄司龍成、外川貴博、越村友一、高木英一、井殿雅和
長坂しほり、福井利之、辻岡正人、山崎圭太

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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