サラリーマン金太郎

脚本/深沢正樹(1)(2)(3)、倉持裕(4)

http://www.tv-asahi.co.jp/kintaro/


第4話 別れのベッドイン…地獄へ転勤!!


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"私の事はもう良い。幸せになって。"
金太郎は亡くなった妻の夢で目が覚める。
美鈴と一晩を共にした金太郎は美鈴のベッドの中にいた。
朝食の席で夕べはとても良かったという金太郎に対し、初めて
お世辞を言ってくれたと喜ぶ美鈴。男をこんなに愛おしいと
思うなんて・・と金太郎にキスする。

出社する金太郎。
ネクタイが昨日と同じだと女性社員からからかわれる金太郎。
対する男性社員たちは何処か暗い雰囲気が漂っていた。
新聞を見せられると、そこには荒船山のバイパス工事を担当
していた田所満が、昨日自殺をしたという記事が載っていた。
田所は大和建設の社員の一人。
会長から呼び出される金太郎は、田所の後任として金太郎を
派遣すると命じる。これは大和建設の真価が問われる事業で
有ることを聞かされる。
金太郎は青空の下で仕事が出来ると喜ぶが現場の工事を受け
持つ一ツ橋土木の親方はガラが悪く、一筋縄では行かない事を
告げられる。
いざ出発の時、優作や美鈴も迎えにきてくれた。
優作は美鈴が金太郎と付き合っている事を知り涙する。
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みんなが恐れる一ツ橋土木の親方とは一体どんな人物なのか。

金太郎の前に次々と現れる強敵。
みんな永井大よりも体格的に大きいのが凄い。
今回は長江英和。

今回の脚本はこれまでの深沢さんではなく、倉持裕さん担当の
話だった。

まさか冒頭から黒川優作をいじり倒すとは思わなかった。
暗い雰囲気で進行していたので、ドラマがちょっと明るくな
った瞬間。

現場に派遣されいきなり女性を襲う作業員を発見。
あり得ない状況だけど、金太郎に力を奮わす為の演出か。

ドラマとしては実に微妙な話で、大島元社長が工作していた
裏金というのが一つのキーワードになる。
金がなければ働けないというのも分からないでもない。
女性を襲う社員を正そうとする彼の行動は実に誠実で無骨な
印象を与えるが、架空取引による裏金だと知って約束を交わした
時点で全てが台無しになる。

正直こんな下請けを雇わなくても良いのではないかと思わせ
る内容で、その反面作業員たちの仕事にかける微妙な思いを
見せられるものだから、これまたなんとも言えない微妙なもの
が流れている。

しかし金太郎の主張は一貫して正しいので見ていて清々しく
なるのは確か。親方を信頼している部下の目をしっかり見て
やれというところは、とても男気を感じる場面だね。

矢島金太郎・・・永井 大
末永美鈴・・・井上和香 (ホステスのママ)
矢島明美/雪乃・・・佐藤めぐみ(二役)
矢島竜太・・・庄司龍成 (金太郎と美鈴の子供)

大和守之助・・・宇津井 健 (会長)
黒川優作・・・古谷一行 (専務)
桜井京子・・・青山倫子 (大島の秘書)
大島源造・・・柴 俊夫 (社長)
鷹司誠士・・・細川茂樹

水木 衛・・・風見しんご
前田一郎・・・菊池健一郎
石川吾郎・・・辻 修
田中政子・・・小川奈那
佐野里佳子・・・塩山みさこ
遠山真里菜・・・金田美香
岩下 恵・・・安座間美優

三田善吉・・・麿赤児
中村加代・・・佐々木すみ江

一ツ橋伸吾・・・長江英和
木村洋・・・泉政行

森永健司、佐久間哲、児玉貴志、赤屋坂明、あまのまい
山崎崇史、本多晋、中嶋アサド、外間勝

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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