佐々木夫妻の仁義なき戦い

脚本/森下佳子
出演/稲垣吾郎、小雪、藤田まこと、西村雅彦、酒井若菜
小出恵介、古田新太、江波杏子、桜井幸子、山本耕史

http://www.tbs.co.jp/sasaki-fusai/

第4話 えっチカン!?それでもボクはやってない

離婚騒動に発展した喧嘩も一段落し、元の関係に戻ることに
なる法倫と律子。法倫はこれを機会に夫婦の営みを求めて
名実共に仲直りしようと語るが、意に介さない律子は猪木から
の電話に反応し突然出て行ってしまう。
そんな折り、電車で仕事に向かう途中に法倫が痴漢をしたと
して捕まってしまう。

事件として最も難しい冤罪事件に巻き込まれた法倫。
果たして被害者として振る舞う原告・山田智美(京野ことみ)の
意図は何なのか。

最初は被害者の供述調書の中から粗を探して法廷内で決着を
試みようとする。それが駄目なら当時同じ車両に乗り合わせた
証人を探す。そしてそれらが全て役に立たなくなると、原告の
意図を調べにいき、直接接触し、相手に控訴棄却を申し出て
もらう。
事件解決の段取りとしては決して悪くはない流れだと思う。

ただ今回明らかに法倫は全面的な被害者であり、争いごとも
律子が端となり発生しているような感じなので、もう少し
気を遣っても良いんじゃないかと思うような展開だった。

特に律子の発言には夫に対してまた依頼人に対して何の配慮も
感じない。

罪を認めて示談にしようともちかけたり、あなたのメンツに
価値は有るのかと吐き捨てたり。

律子は法倫のプライドの高さや弁護方針を知っているはずなの
に彼を妥協に導こうとする投げやりな態度には、どうも納得
するものが無かった。

口の悪さとは逆に夫のことを心配している彼女の姿が有る。
実に気むずかしい関係だね。

時計のエピソードはちょっと分かりづらいな。

原告に示談を持ちかけて相手の心理を上手く誘導した流れは
良かった。ただ司法修習生である当時の彼女に全てをぶつけて
くる原告もちょっと変かな。ジャガー相手じゃ勝てないと
踏んだのか?

guest
京野ことみ、岩佐真悠子、酒井敏也、大河内浩、ジャガー横田
吉見純麿、越村友一、山村一夫、川口圭子、二宮弘子、のぞみ
桜井幸子

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